ニッパツ、低反発タイプのウレタンフォーム開発、自動車シート差別化

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 ニッパツは、自動車シート製品の高付加価値化を推進する。材料開発から一貫した事業体制を活用して、品質や機能面で他社との差別化を図るもの。その取り組みの一環としてこのほど新たに振動吸収性に優れる低反発タイプのウレタンフォームを開発し、振動抑制とシートパッドの薄肉化を高いレベルで両立することに成功した。同ウレタンフォームは、乗員への振動を抑えつつ身体支持性を高められるためスポーツタイプの乗用車向けシートなどに適しており、すでに国内自動車メーカーで採用されている。同社では、これら差別化技術を軸に完成品でのシェア拡大を図っていく。

 同社は自動車シートの独立系メーカー。材料開発からシートの設計・製造、評価・解析までの一貫体制を構築しており、アクティブヘッドレスト機構では国内最大手ユーザーと共同開発するなど高い技術力を有している。シートパッドなどに使用するウレタンフォームについては、成分設計からの一貫した開発体制をベースに他社との差別化を図っているのが特徴。これまでに同社シート製品は軽自動車から大型トラックにいたる各種車両で採用されている。
 新開発の振動吸収ウレタンフォームは、処方や製造条件などを見直すことで優れた振動吸収性とフォームの薄肉化という相反した特性を両立したもの。幅広い周波数の振動に対応して吸収特性をコントロールできるのが特徴。採用されたシートも搭載車種の振動に対応したチューニングを行うことで快適な乗りごごちを実現している。
 同ウレタンフォームは、シート用材料では異例となる「AVEC(アンチ・バイブレーション・エラステック・コンフォート)フォーム」の商標登録を行っている。乗用車の小型化・コンパクト化を背景に需要拡大が見込まれる薄型シートへの適用も見込まれることから、自動車シート製品の差別化技術として展開していく。

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このページは、web staffが2009年6月29日 16:18に書いたブログ記事です。

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