タキロンは12日、表面自己修復機能を持つポリカーボネート(PC)プレート「リペアガード」を開発、15日から発売開始すると発表した。基材となるPC上に特殊な素材を使用したコーティング層を重ねることで、プレート表面の軽微な傷を自然に修復する機能の付与に成功した。自動2輪車の風防やヘルメットの面体、安全カバー向けなどに展開、初年度1億円、3年後3億円の売り上げを目指す。
耐衝撃性や透明性に優れるPCは、建築資材や車両の風防、フラットパネルディスプレイ(FPD)、モバイル機器関連の周辺部材など幅広い分野に使用されている。ただ、これらの分野で使用される競合素材のアクリルに比べ、PCは表面硬度が低く、傷つきやすいほか、耐候性にも劣ることが課題とされてきた。
リペアガードは、基材となるPCの上に特殊なソフトコーティング層を重ね合わせたもの。基材まで届かないような軽微な傷が付いた場合、コーティング層がへこみ、一時的に傷ついたようにみえるが、すぐにへこんだ部分が元に戻るため、自然に表面の傷を修復することができる仕組みとなっている。また、耐候性やプレス成形などの熱加工性にも優れているなどの特徴を持っている。
製造は揖保川事業所(兵庫県たつの市)で、初年度50トンの生産を行う。

コメントする