住化プラステック(本社・東京都中央区、鈴木信敏社長)は、従来品に比べ、大幅な軽量化を実現したポリプロピレン(PP)系押出発泡シート「スミセラー」の拡販に力を注ぐ。このほど、大手自動車メーカーに内装部品として採用されたのを機に、自動車分野での用途開拓を本格化する。同製品は、従来の発泡シートを上回る強度を持ち、無発泡(ソリッド)品に対し最大60%の軽量化が図れるのが特徴。自動車部品の軽量化ニーズが高まるなか、内装分野を中心に広範囲な用途を開拓、需要掘り起こしを狙う。
同社は、住友化学100%出資子会社の樹脂加工製品メーカーで、プラスチック段ボールやPP発泡シート、粘着テープ、易開封性シーラントフィルムなどを事業展開している。
スミセラーは、緻密な表面層と微小独立泡からなるPP製シート。軽量で剛性が高いうえ、表面平滑性、印刷性、リサイクル性などに優れており、仕切り、通函、緩衝材といった包装・物流材料をはじめ、合成畳、養生シート、自動車用トランクマットなどに採用されている。
自動車部品向けに開発された軽量タイプは、従来品のPP発泡シートやソリッド品を上回る強度と軽量化を両立したもの。住友化学が開発した独自の成形加工技術を利用することで、従来、3倍程度だったスミセラーの発泡倍率を5?10倍まで高め、ソリッド品に対し40?60%もの大幅な軽量化を実現した。
このほど、大手自動車メーカーに採用されたのを機に、住化プラステックでは、自動車内装分野での用途開拓を本格化する。自動車部品の軽量化ニーズが高まるなか、サンプルワークを幅広く推し進め、採用車種および利用範囲の拡大を目指していく方針だ。

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