住友3M、吸音断熱材を自動車向け展開に拍車、一段の軽量化など追求

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 住友スリーエムは、吸音断熱材の『シンサレート』で自動車向けビジネスのさらなる拡大を図る。自動車の軽量化および騒音対策に対するニーズが一段と高まるなかで、シンサレートの特徴である軽さと組み付けの良さを一段と改良していく。すでにハイブリッド電気自動車(HV)向けでは、複数の高い機能を発揮する吸音材として高い評価を得ており、そのポジションを一段と高めていく。

 自動車の売れ筋車種は世界的にハイブリッド電気自動車(HV)や小型自動車など環境適合車にシフトしており、新車開発では車体の軽量化に加え、振動・騒音対策がますます重要になっている。とくに、環境志向の強い消費者が高級車からHV車に乗り換えるケースでは、室内の騒音が乗り換えのネックになるケースなどが想定されることから、自動車メーカー各社が吸音対策に力を入れている。
 一方で、HV車や小型車は環境適合車として高い燃費性能を競い合っており、燃費改善に貢献するきわめて軽量な吸音材に対するニーズがますます高まっている。
 シンサレートは、繊維径約2マイクロメートルのポリプロピレン(PP)繊維と、繊維径約25マイクロメートルのポリエステル短繊維とを特別な製法で一体化した不織布。非常にかさ高く大量の空気を内包していることから、高い断熱性や吸音性を持っている。
 もともとスキーウエアなど衣料品の中綿として市場を確立してきたが、近年の軽量化および騒音対策ニーズに加え、自動車の車体の隙間に装てんする際の組み付けが容易であることや、PPが主体の繊維で水に強いことなどから、自動車分野でも需要を拡大させている。
 住友スリーエムはHV向けのシンサレートで、従来品に対し一段と軽量化したグレードや、かさ高さを増したグレードを開発し、自動車メーカーから高い評価を得ている。もともと極細の繊維で構成され、組み付け易さを備えた材料だが、さらに柔軟さとかさ高さを加えることで、トランクルーム周りなど大きな隙間を埋める吸音材としての性能を一段と高めた。
 住友スリーエムは、こうした実績をベースにシンサレートの自動車向けビジネスを一段と拡大していく方針で、さらなる軽量化などの技術開発にも注力していく考え。

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このページは、web staffが2009年3月31日 14:37に書いたブログ記事です。

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