藤倉ゴム、燃料電池用途開拓を推進、高性能フッ素系ゴムなど開発で

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 藤倉ゴム工業は、燃料電池用途の開拓に力を注ぐ。使用温度範囲を広げた高性能フッ素系ゴムやジメチルエーテル(DME)対応ゴム、ガス低透過性ゴムなどを開発、燃料電池システムの内部などで使用される各種シール材料向けなどに早期実用化を狙う。また、燃料電池専用ダイヤフラムを採用したエアポンプなどの開発も進めており、成長が期待できる新エネルギー分野へ積極進出していくことで、業容拡大につなげていく。

 同社は、大手ゴム加工メーカー。工業用ゴム製品、スポーツ用品、自動車部品、一般産業用資材、航空宇宙産業関連部品、産業用ボート、印刷用ブランケットなど幅広い分野で事業を展開している。
 近年、用途開拓に力を注いでいるのが新エネルギー関連で、燃料電池システム対応ゴム材料の開発を推進している。マイナス50度Cから200度Cまで使用温度範囲を広げた高性能フッ素系ゴムは、耐薬品性・耐溶剤性に優れるほか、温度による物性変化が小さいのが特徴。
 DME対応ゴムは、燃料電池用の燃料ソースとして期待されているDMEに対して高い耐性を有しているのに加えて、急減圧時の温度降下でも十分なシール性を発揮する。
 このほか、ガス低透過性ゴムは、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)などに比べ高いガス低透過性を有しており、各種Oリングやさまざまなサイズ、形状、硬さのシール材料に適用できるという。
 また、燃料改質ユニット用エアポンプの開発も進めている。独自に開発した燃料電池専用ダイヤフラムを採用したもので、あらゆる電力制御でも安定した風量を確保できるほか、耐久性に優れ、広範囲な周囲温度でも使用が可能。
 世界的な景気後退の影響を受け、自動車、電子材料といった主力の産業用資材製品の需要が伸び悩むなか、同社では、燃料電池関連製品の早期戦力化を図っていくことで、事業基盤の強化につなげる方針。

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このページは、web staffが2009年3月12日 14:22に書いたブログ記事です。

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