ブリヂストンはこのほど、従来のランフラットタイヤで課題とされていた乗り心地性能を改善させた新規ランフラットタイヤを開発したと発表した。独自に開発した新サイド補強ゴムなどを採用することで、ランフラットタイヤ本来の性能を維持しつつ、ノーマルタイヤとほぼ同等の乗り心地を実現したのが特徴。同社では、第3世代タイヤと位置付け、年内にも新車装着用として商品化する予定。
ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるもの。同社は87年から量産を開始、05年以降は、サイド補強ゴムを改良した第2世代タイヤを販売している。
第3世代は、タイヤサイド部を薄く柔らかくすることで、第2世代に比べさらに乗り心地性能を改善したもの。従来、サイド部を柔らかくすると、パンク走行時の屈曲運動が大きくなり発熱が増加、空気圧が失われた後でのランフラット耐久性能を維持するのが困難だった。
今回、サイド補強ゴムに独自の末端変性ポリマーを採用、タイヤに負荷がかかった際に発生するカーボン同士の摩擦を減らすことで、第2世代のサイド補強ゴムに比べ屈曲運動による発熱を半減させることに成功した。
また、サイド部の変形を抑制する新プライ(骨格)を開発したほか、サイド部表面にタイヤ径方向に延びる突起を設けることで、空気の乱流を促進しタイヤ表面を冷やすように工夫を施している。

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