BASF、樹脂製自動車部品を日本で提案加速、軽量・低コストに貢献

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 独BASFは、自動車の大幅な軽量化とコストダウンに貢献するプラスチック製品の提案を日本で加速する。金属製シートに対し40%の軽量化と25%のコストダウンが可能な樹脂製シートや、オンライン塗装可能な樹脂製フェンダーなど、BASFが世界に先駆け開発した新技術の提案を加速していくもの。このうち、樹脂製フェンダーは、数年後に日本で発売する新車への採用を目指す。樹脂製部品の採用に積極的な欧州自動車メーカーへのビジネスで築いた経験を武器に、長期的な視点で樹脂による軽量化ニーズに応えていく。

 BASFは、自動車分野での売上高が07年度で119億ドルと、世界の化学メーカーでトップ規模を持ち、自動車部品業界など他業種を含めても13位に位置する大手サプライヤーだ。自動車関連事業は地域ごとに組織対応しており、アジアは「チーム・オートモーティブ・アジア」が担当している。
 樹脂部品採用による自動車の軽量化は、世界的にも欧州の自動車メーカーが先行しており、欧州車の樹脂使用量は重量ベースで15%を超えている。一方、日本車は10%程度にとどまっているが、軽量化ニーズの高まりから今後、採用比率の拡大が予想されている。
 こうしたなかでBASFは、最新技術を駆使して開発した樹脂製品と、自動車用樹脂製品事業の長い歴史で培った知見・ノウハウを武器に、日本メーカーに対する攻勢を強めていく考え。
 BASFが独レカロ社と共同開発した樹脂製シートは、レカロ製の金属製シートに対し40%の大幅な軽量化を達成しているうえ、20以上ある金属製シートの製造工程をエンジニアリングプラスチックによる射出成形の1工程に短縮したことで、25%のコストダウンにも成功している。
 また、芳香族系ポリアミド樹脂による樹脂フェンダーは、焼き付け塗装に必要な200度C近い耐熱性をクリアしているほか熱膨張率も低く抑えており、軽量化に加えオンラインでの塗装が可能なことから大幅なコストダウンが見込める。複数の自動車メーカーが採用を検討しており、数年後に発売される新車での採用を目指す。
 このほか、樹脂製のエンジンマウント用ブラケッドなど、欧州で採用が先行している樹脂製品によるソリューションを日本で積極的に提案していく考えだ。

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このページは、web staffが2009年2月19日 13:44に書いたブログ記事です。

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