日東電工、自動車向け制振材の新製品開発、軽量で耐熱性付与

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 日東電工は、大幅軽量化と高耐熱化を実現した新規制振材料を自動車向けに展開する。粘弾性を持つアクリル樹脂系材料をベースに開発したもので、製品重量をゴム系制振材の半分にできる。また50度Cを超える高温環境下でも高い制振性を維持するため、これまで難しかったエンジンルーム周辺で使うことも可能。曲面への追従性が良く粘弾性層の染み出しもないため、被着体を汚さず作業性も高い。貼るだけで優れた制振性の付与が可能で、かつ燃費向上にも貢献する部材として近く市場投入する。

 日東電工は、独自の粘着技術や防音設計技術を駆使して開発した合成ゴム系の高機能制振材料「レジェトレックス」を、自動車や建築分野などに展開している。従来品に比べ軽量で、かつ広い温度域で安定した性能を発揮することが特徴で、粘着テープのため接着剤などを使わずに被着体に貼り付けることができる。3次元曲面への追従性が高く、パネル面積の約30%に貼り付けることで十分な騒音低減効果が得られるという。
 新製品は、このレジェトレックスの特徴を維持しつつ、さらなる軽量化を図ったもの。粘弾性層にアクリル樹脂系の発泡材料を使用することで、従来品(2・2ミリメートル厚)より約4割軽量化した。また一般的なゴム系材料に比べ制振性が高いため、薄肉化することも容易。従来品と同等の制振性が必要な場合は、厚みを2割減の1・8ミリメートルに、製品重量を半分の1平方メートル当たり1・4キログラムに低減できる。
 制振性の温度依存率も従来品に比べ小さく、より高温の環境で使用できることも特徴。一般的なゴム系制振材は、50度Cを超えると制振性が急激に落ちるが、新製品は60度Cになっても損失係数0・1以上をキープし優れた制振性を発現する。70?80度Cまでは制振効果が持続し、製品自体は100度C超の耐熱性を持つ。エンジンルーム周りのECU(電子制御ユニット)など、耐熱性が求められる用途での採用を目指す。

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このページは、web staffが2009年2月 4日 13:23に書いたブログ記事です。

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