NOK、自動車用FPCの高耐熱品開発、エンジンルームで使用可能

| コメント(0) | トラックバック(0)

 NOKは、自動車向けに高耐熱フレキシブルプリント配線板(FPC)を開発した。150度Cの高温でも使用できるため、エンジンルームに搭載することが可能。同FPCを防塵・防水性、電磁波シールド性を持つゴムシールと一体成形した「FPC一体シール部品」も製品化した。ECU(電子制御ユニット)本体から直接配線が取り出せるため設計の自由度が高まり、エンジンルームに搭載される電子部品の小型・軽量化および信頼性・耐久性向上に寄与できるという。一部で採用が始まった高耐熱FPCとともに、早期の本格事業化を目指す。

 近年、車載電子部品の搭載数は急速に増加しており、搭載スペースを確保するため部品の小型化ニーズも高まっている。このため立体的な配線や基板との一体化などが容易なFPCの採用が増えているが、100度Cを超える耐熱性が必要なエンジンルームでは使用が難しくワイヤーハーネスが使われるのが一般的。ただエンジンルームのコンパクト化・軽量化に向け高耐熱FPCの開発が強く求められている。
 NOKが開発した高耐熱FPCの使用温度域はマイナス40?150度C。接着剤に改良を加えることで一般的なFPCの倍近い耐熱性を付与した。またECUやエンジンルームの小型・軽量化や信頼性向上が図れるよう、同FPCを低圧成形によりガスケットやグロメットなどゴムシール部品と一体成形したFPC一体シール部品も併せて開発、本格的な市場提案に乗り出している。
 同部品はECU本体から直接配線が取り出せ、シール部には電磁波シールドゴム「EMガード」を採用することで筐体の電磁波シールドとFPCシールド層の筐体接続も可能とした。設計・デザインの自由度が高いため部品の小型・軽量化に大きく貢献し、信頼性や耐久性も高められる。サンプル供給の結果、高い評価が得られたという。
 コンパクトカーに対する市場ニーズの高まりを背景に部品の小型・軽量化要求は一層高まるとみられ、エンジンルームへの電子部品の搭載数も拡大する見通し。FPC一体シール部品を搭載するには同部品に合ったコネクターが必要となるためまだ採用にはいたっていないが、開発・投入が活発化する小型ハイブリッドカーなどに最適な部品として今後の活用が期待できそうだ。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://27.34.136.204/cmt/mt-tb.cgi/1531

コメントする

このブログ記事について

このページは、web staffが2009年2月 3日 13:19に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「日東電工、フッ素樹脂多孔質膜を車載電装展開強化、ランプ用に新製品」です。

次のブログ記事は「日東電工、自動車向け制振材の新製品開発、軽量で耐熱性付与」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。