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住友化学 西本麗代表取締役兼専務執行役員に聞く
住友化学は今年に入ってからも日米での研究所拠点拡張、インド農薬会社買収など矢継ぎ早に施策を繰り出し、世界の農薬市場で存在感を高めている。健康・農業関連事業部門を統括する西本麗代表取締役兼専務執行役員に戦略を聞いた。
▽世界の種子・農薬大手は一段の統合を進めるとともに、精密農業へと事業を広げようとしています。そうしたなかでどのように舵取りをしていきますか。
「世界的大手が農薬と種子の販売にデータサイエンスを融合して農家に対するトータルソルーションを提供していくのは世の流れだ。自ら天気予報会社を買収したり、農機メーカーと提携したりしている。ただ、当社の規模でどこまで対応できるかは別だ。(ダイズやトウモロコシなど)ロークロップでは、大手のプログラムに入っていく。一方、彼らのデータサイエンスは(果樹など)スペシャリティクロップにも使える。この領域で当社には、化学農薬と生物農薬でいい品揃えがある。大手にとってニッチな分野でもあり、提携によって大手の技術を応用して、農家への情報提供を行っていくやり方はある」
▽化学農薬と生物農薬の運営を一体化しました。
「精密農業もその一環だが、世のなかが減農薬の方向に向かうことは間違いない。大手も最近は生物農薬を買収している。ただ、化学農薬に対抗して徹底したニッチ戦略をとってきたのでメンタリティーも化学農薬の会社とは違う。化学農薬との組み合わせによって成果を出すまでには時間がかかる。当社は2000年に米国アボット・ラボラトリーズの生物農薬事業を買収した。これまで時間をかけて関係者が議論し、一緒になることでメリットを出していけるというコンセンサスが得られたのでラインを一本化した」
▽御社の生物農薬の強みは。
「中核となるベーラント・バイオサイエンス(VBC)は、BT剤と植物生長調整剤に特化した会社で、この世界では老舗だ。前身のアボット時代にまで遡れば数十年の歴史になる。基盤にあるのは発酵による製造技術だ。これを利用して、他の製品も作ることができる。昨年買収した米マイコライザル・アプリケーションズが扱っている菌根菌もそうだ。この技術をベースに、生物農薬のプラットホームを広げていく」
▽今年度からの中期経営計画では「グローバルフットプリントの確立」を検討課題に掲げています。
「直販体制の拡大によって流通のマージンを取り込んでいく。また、自分でも販売できる選択肢を持つことは、大手との提携を有利に進めるうえで重要になる。米国のような大きな市場では、直販と販売提携の両方で市場を広げることもできる」
▽4インドの農薬企業の買収を決めました。
「インドでは住友化学インドを通じて展開しているが、シェアは10番台。もう一段何かしようというときに、エクセルクロップケア売却の話があった。インド市場を強化するうえで有効なプロジェクトだ。また、同社はオフパテントの農薬原体を作っていて、当社の混合剤に使える。売り上げの4分の1は海外で、アフリカにも出ている。アフリカは10?20年先のフロンティアだ。エクセルクロップのアフリカのオペレーションは、われわれのアフリカ展開の足がかりとなる」
(聞き手=豊田悦史)