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オーディオ業界のトレンドとらえよ
オーディオ業界が新たなトレンドで注目を集めている。一つはアナログレコードの復権だ。日本レコード協会の統計によると、アナログレコードの2015年の販売額は、邦盤が前年比約2倍の6億3900万円、洋盤が同5割増の5億3600万円、合計で同73%増の11億7500万円となった。枚数ベースでは同65%増の66万2000枚だ。16年1~4月の合計販売額をみても同15%増と、いぜん好調に推移している。
アナログレコードが改めて評価されている理由に、温かみのある音が再生できる点が挙げられる。CDではカットされている高周波数帯域が存在するためだ。また30センチのレコードジャケットのデザイン性や、盤に針を落とす一連の作業も若い年代には目新しいようだ。ソニーでは先ごろ、数年ぶりにレコードプレーヤーの新製品を投入した。アナログレコードの音声をデジタル化できるもので、従来品より高価格に設定している。
一方、スマートフォンに音楽を一曲毎にダウンロードして聞くことが今では普通のスタイルとなった。音質を追求した高級ヘッドフォン・イヤフォンを使う人も、電車などで多く見掛ける。一部の高価格帯の携帯音楽プレーヤーやスマホでは、音の情報量が従来のCDに比べ数倍多いハイレゾリューション(ハイレゾ)に対応した製品も登場しており、音質向上への取り組みは止むことがない。
これらのオーディオ高価格化の波に対し、中国などアジアから低価格品の攻勢が強まっている。国内最大手のネット通販で一台3000円前後の中国製携帯音楽プレーヤーが登場し、高い評価を得ている。ハイレゾ再生やブルートゥースなどの無線機能は搭載しておらず、液晶ディスプレイの画質も美麗とは言い難いが、音質は、それほど悪いものではない。購入後にメールを寄越すなどサポート体制もしっかりしており、音質にこだわらなければ十分という。
ただ国内のエレクトロニクス各社が狙うとすると、安価な携帯プレーヤーではなく、やはりハイレゾ、アナログプレーヤーといった付加価値の高い高価格製品や、そこに使われる電子部品・材料になろう。例えば旭化成エレクトロニクスは、オーディオデバイスメーカーとして長年蓄積してきた高音質化技術などを活用し、オーディオ用LSIの用途拡大を目指す。高性能スマホやハイレゾオーディオ製品、車載用ハイエンドAVシステムなどがターゲットだ。オーディオ業界が注目を集めることで、エレクトロニクスのみならず国内関連産業の活性化に、少しでもつながればと思う。