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ランクセス マティアス・ツァハトCEOに聞く 成長プログラム具体化
組織再編、生産とサプライチェーンの再構築に加え、サウジアラムコと合成ゴム事業の合弁会社を設立したランクセスは、成長に向けたプログラムの具体化に乗り出している。一連の施策の成果をどのように生かしていくのか、マティアス・ツァハトCEO(最高経営責任者)に聞いた。
―合成ゴム事業の合弁会社の設立は、ランクセスにとって大きな転機です。
「過去10年の間、ランクセスは合成ゴム事業に投資を続けてきた。この結果、生産能力の点では十分なポジションを作り上げ、さらに欧州、北南米、そしてアジアに生産拠点を置くグローバルな生産基盤を確立した。この結果、サウジアラムコとの合弁会社で、ARLANXEO(アランセオ)として事業を開始した合成ゴム事業は、先進の技術と世界の市場をカバーする体制を持ち、顧客のニーズに対応している」
「アランセオは(原料から一貫した生産体制を持つ)バックワードインテグレーションをビジネスモデルの基軸にする。グローバル市場でのリーダーであり、技術面でのリーダーであることに加え、競争力のある原料基盤を持つビジネスモデルによって優位性を高めていくことができる」
―ランクセスの3事業の成長も重要なテーマです。
「これまで合成ゴム事業に多くの投資をしてきたが、今はアドバンスト中間体、パフォーマンスケミカルズ、ハイパフォーマンスマテリアルズの各事業の成長にフォーカスする時だ。現有事業を基軸にして成長するため、技術や生産基盤を強化するほか、M&Aの可能性を追求していく」
「アドバンスト中間体は品質とコストリーダーであること、パフォーマンスケミカルズは品質と応用開発、さらに市場シェアのリーダーであること、そしてハイパフォーマンスマテリアルズは競争力に優れたコストポジションと技術面のリーダーであることの融合がビジネスモデルになる」
―現有事業の成長に今後2―3年の間に4億ユーロを投じる計画を決めています。
「たとえば受託製造事業を手掛けるグループ会社のサルティゴが、農薬原料の製造ラインを新設するために6000万?を投資する計画を決めた。ハイパフォーマンスマテリアルズでも北米の生産能力を増強し、2015―16年にかけてコンパウンドの年産能力を2万トン増やしたが、さらに世界の主要拠点で生産体制を強化することを決めている」
―買収にはどの程度の予算を向けますか。
「アランセオの設立に際して、合成ゴム事業の債務およびその他の財務上の負債を控除の後、ランクセスはおよそ12億ユーロを得た。これによって負債を削減し、強固な財務基盤を作り上げることができた。財務基盤が強固になったことで、現有事業を強化するための十分な投資ができ、同時に買収も可能になった。買収は現在の格付けを維持する範囲で検討する。およそ10億ユーロを投じることができる。すべての事業分野で検討していく」
―中国を引き続き成長市場の一つに位置づけています。
「中国の成長率はスローダウンしている。一方で世界第2の経済大国である。ドイツや日本を考えると、1%や2%でも良い成長率である。中国の成長率がたとえば10%から6%になったとしても、世界第2の経済大国の成長率としては堅実といえる。私はこれに満足している、といいたい」
―合成ゴムと同様に、ポリアミドでも確固としたバックワードインテグレーションを作り上げています。
「ランクセスは欧州で最大のカプロラクタムメーカーであり、これによってポリアミド(PA)チェーンを強固にしている。アントワープのカプロラクタムの年産能力は?万?で、競争力に優れる。しかもほぼ全量を自家消費している。こうして生産するPAのコンパウンドの生産体制をいかに強化していくかを重視している。さらにホンダが販売を始めた新型の燃料電池車に採用された、連続繊維で強化した熱可塑性コンポジットシート『TEPEX(テペックス)』と高性能プラスチック『Durethan(デュレタン)』を用いた複合素材に代表される技術力も大切だ。まさに競争力に優れたコストポジションと技術面のリーダーであることの融合であり、持続可能なプラットフォームを作り上げているといえると思う」
(聞き手=高梨雅人)