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2015年09月11日 前へ 前へ次へ 次へ

三井物産 化学品事業で反転攻勢へ メタノール新設備など始動

【吉森 桂男 基礎化学品本部長に聞く】

 三井物産が化学品事業で反転攻勢の準備を整えている。米国の電解市況悪化などで業績低迷を余儀なくされていたが、懸案の課題解決にもめどがついた。今秋以降はメタノールや洗剤原料などの新プラントも相次ぎ立ち上がり、一層の収益拡大が期待される。吉森桂男基礎化学品本部長に中期経営計画の進捗や今後の事業戦略を聞いた。

 ▼...3カ年の中期経営計画は折り返し地点を迎えています。

 「われわれの戦略は次の3つに大別できるだろう。上流の汎用石化は競争力あるフィードに上手く刺さり込んだ事業を展開すること。中間材から高機能にかけては、きらりと光る技術をお持ちのお客さまの海外進出の後押しだ。バイオケミカルやグリーンケミカルといった成長期待の事業も積極的に育成したい」

 「上流については10月にセラニーズと合弁のメタノール製造プラントが試運転に入る。来年初にはタイオイルと合弁のリニアアルキルベンゼン(LAB)の新プラントも稼働予定だ。バイオでも今秋、バイオアンバーと合弁の世界最大規模のバイオコハク酸設備の立ち上げを予定している。また20年来の付き合いがある油脂化学を手掛けるマレーシアのKLKの中国事業への出資も決めた。収益拡大に向けた種撒きを進め、それらがいよいよ実を結ぶ時期に差し掛かっている」

 ▼...構造改革や事業の抜本的な立て直しを課題に掲げてきました。物流もその1つとか。

 「私が入社した頃は、物流が圧倒的な収益を稼ぎ出していたが、環境が大きく変わり、業界再編や高機能製品へのシフトも進むなか、エチレンだけベンゼンだけの商品軸に偏った単なるトレードではお客さまとの重層的な関係を築くのが難しくなっている。そうした反省を踏まえ今中計では意識改革を図り、お客さまのニーズをくみ取り、化学品だけで解決できなければグループ内の他の本部の知見や知恵をかりるなど、"点と点"を結ぶビジネスから"面と面"でお客様のニーズにお応えする方向へと転換している」

 ▼...具体的には。

 「セラニーズとの関係でも、メタノールだけでなくメディカルや食品などへも発展させていけたらよいし、ダウ・ケミカルとも電解だけでなくメチルメタクリレート(MMA)などより幅広い観点で組んでいきたい」

 ▼...前期や2015年4―6月期は減益を余儀なくされました。

 「業績面で足を引っ張っていた課題は明確で、抜本的解決のめどもほぼついた。1つ目は米電解事業からの撤退。ダウと始めた事業だが、先方が抜けるのであれば当社も引くのが自然な流れ。中国においても一部で債権回収遅延が発生したが、これも前期で処理した。プラントトラブルが生じていたサウジアラビアのメタノールは設備改修で元の稼働率に戻る。こうした課題解決に加え、今秋からは海外で各種新プラントが立ち上がるので、来期以降はしっかりとした収益基盤の構築に貢献してくれると期待している」

(聞き手=但田洋平)


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