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福島「スマート・エコパーク」が船出
政府の「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」の一環として、浜通り地域に先進的なリサイクル産業を集積する「スマート・エコパーク」が動き出した。今月10日、産学官民の連携組織である「ふくしま環境・リサイクル関連産業研究会」が発足。炭素繊維や太陽光設備・バッテリー、石炭灰混合材料、小型家電といった主要なリサイクル対象分野も固まった。今後、技術開発や実証研究などを進め、関連企業の誘致につなげるという。原発事故により産業基盤を失った同地域の自立と復興が目的ではあるが、そこは通過点。目指すは世界最先端の拠点だろう。
イノベーション・コースト構想は、浜通りを中心とする地域の経済復興のため、廃炉の研究拠点、ロボットの研究・実証拠点など新たな研究・産業拠点を整備。世界に誇れる新技術や新産業を創出し、イノベーションによる産業基盤の再構築を目指すもの。東京オリンピック・パラリンピックが開催され、震災からの再生に注目が集まる2020年を目標に計画している。帰還住民に加え、新たな住民のコミュニティへの参画を進め、地域の再生に結び付けるのが狙いだ。
スマート・エコパークも新たな産業集積の一つとして期待されている。今回、研究会を立ち上げたのに続き、来年度から活動を本格化させ、新たなリサイクル事業を早期に実現。?年に向けて環境・リサイクル産業の集積を目指すという。
リサイクル対象分野の一つ、炭素繊維は、軽量・高強度という特性から、航空機や自動車ボディ、風力発電の風車などに使われ、今後の需要拡大が見込まれている。ただ製造工程で排出される端材の利活用については技術が未確立。太陽光パネルの架台や、車椅子や介護用ベッドなど医療機器関連、ロボットのアーム部分や廃炉関連部材などへの採用が期待されている。
太陽光パネルも適正処理やリサイクル技術の確立が課題だ。急速な普及の一方で再資源化が遅れ、大半が埋め立て処分されている。パネルには銀や銅のほか、レアメタルなどの有価物も含まれる。金属分離・回収の技術蓄積が生かせそうだ。
スマート・エコパークを含むイノベーション・コースト構想は、日本の威信をかけたプロジェクト。エネルギー関連産業の集積にも取り組み、原子力災害の真の克服を果たさねばならない。短期・中長期双方の視点から取り組む覚悟が必要だろう。国や県、自治体が現在できることに最大限の力を注ぐことはもちろん、境界を超えた全国的な連携も不可欠ではないか。