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協和発酵キリン・花井陳雄社長に聞く
海外事業拡大へ準備着々
中期経営計画のテーマに「グローバル・スペシャリティ ファーマへの挑戦」を掲げる協和発酵キリン。抗CCR4抗体「モガムリズマブ(一般名)」、パーキンソン病治療薬「ノウリアスト」など自社創製3品目が欧米で後期開発段階にあり、海外事業拡大に向けた体制は整いつつある。花井陳雄社長に足元の市場環境と海外事業を中心とする成長戦略を聞いた。
-足元の状況は。
昨年4月以降の後発品浸透促進策によって当社の長期収載品も想定以上に苦戦した。少子高齢化が進むなかで、医療費抑制に向けた後発品使用促進という流れは今後も加速するだろう。こうした市場環境のなかで成長するには海外事業を拡大させるしかない。そのために2013年度からの3カ年中計で「グローバル・スペシャリティ ファーマへの挑戦」というテーマを掲げ取り組んできた。
-中計最終年度となる15年度の目標数値を修正されました。
営業利益を下方修正した。長期収載品のシェア低下もあるが、欧米での臨床開発に積極投資していることが大きい。円安の影響もあり、研究開発費が上振れた。ただ、グローバル・スペシャリティ ファーマを目指すという中身は着実に進んでいる。
-海外事業拡大に向けた成長戦略は。
モガムリズマブとノウリアストが欧米でフェーズ3(P3)にある。米ウルトラジェニクス社と共同開発している低リン血症性くる病治療薬「KRN23」も米国P1/2だが、薬剤がない領域であるため早期承認が期待できる。この3つの薬剤で次期中計期間中の承認取得を目指している。
-中長期的に海外売上高比率はどのくらいに高めますか。
公式に決定したものではなく、あくまで個人としての思いだが、20年度をめどに現在の海外売上高比率約25%を40%まで高めていきたい。具体的な数字は来年発表する次期中計に盛り込む。
-モガムリズマブは腫瘍免疫治療薬として固形がんへの適応に期待が高まっています。
制御性T細胞を抑制する抗体医薬として他社から興味を示してもらい、固形がんに対する併用療法の開発に向けた提携が一気に進んだ。自社単独でも肺がんを対象に化学療法剤との併用療法の米国治験を開始する。
モガムリズマブの固形がん適応は、うまくいけば当社の成長に大きく貢献すると思うが、まだ不透明な部分が大きい。経営者として過度の期待をかける訳にいかない。(固形がん適応は)次期中計に開発費用は盛り込むが、売り上げは盛り込まないつもりだ。
-海外の販売体制について。ノウリアストは自販を検討されますか。
欧州は英プロストラカン、英アルキメデスの買収で(モガムリズマブ上市に向けた)販売網は整った。米国販売網はM&A(合併・買収)と自社で構築する2つの考え方があるが、今のところは後者で検討している。ノウリアストは収益最大化に向け自販すべきだという意見と、導出すべきという意見が社内を2分している。今後の中枢神経系のパイプラインから判断すると導出した方が効率が良いだろう。ただ、グローバル・スペシャリティ ファーマを目指す以上は自社創製グローバル品は自販するという経営姿勢を社内外に示すことも大事。まだ迷っている。今第2四半期中に結論を出したい。
-長期的な展望をお聞かせください。
今後の製薬業界の大きな潮流として、ウエアラブル端末などヘルスケアITとの融合があるだろう。薬剤とウエアラブル端末を組み合せて、患者の状態や薬剤の治療効果を把握するなどのサービスだ。これは自社単独ではできない電機・IT企業との協業が必要だろう。早く手をつけなくてはいけないと考えている。
【写真説明】