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2015年03月16日 前へ 前へ次へ 次へ

追い風生かして射出成形機の強化を

 射出成形機業界を巡る市場環境が好循環に転じてきた。2015年、16年の需要予測では、ともに前年比2%増の安定成長が見込まれている。国内の設備投資が回復、海外も北米や新興国市場の需要拡大が期待できる。ただボリュームゾーン製品は海外勢の攻勢が強まると予想されており、日本企業は高機能製品で差別化を急ぐべきだ。
 製造装置のなかで射出成形機は短納期型に分類され、景気変動の波をリアルタイムで受けがち。日本産業機械工業会によると、リーマン・ショック後に激減した需要はこのところ回復しており、14年は前年比8%増の1万2814台となった。工業会の中期予測は15年、16年とも増加して3年連続のプラス成長が続く。
 出荷内訳の約3割が国内で、輸出が7割を占める。近年は海外生産が増加しており、年間2500台程度となっている。このため、日系企業の販売台数は海外生産分を含めて約1万5000台と推定できる。
 国内需要の成長は穏やかだが、政府による設備投資補助金や震災復興支援が継続する。最近の円安で国内への生産回帰も始まっている。市場分野別には、自動車関連を中心に好調を持続するほか、電子部品・工業部品は省エネや新エネ関連機器で成長が見込める。
 輸出は円安によって増加が予想される。北米が原油安や消費拡大を背景に自動車、医療容器分野で伸びる。中国はスマートフォン、タブレット端末など通信機器、自動車関連で投資が堅調で引き続き高い成長を維持し、日本製成形機を導入する機運が高まる。
 東南アジアはタイが回復基調にあり、インドネシアは好調な内需に支えられる。フィリピンは日系企業の進出が追い風になる。ベトナムはIT関連で再び投資熱が高まる。一方で韓国はウォン高で需要が減少する。
 世界の射出成形機市場では、中国にガリバー企業が存在する。これに対して日本勢は、販売台数ベースで圧倒的に劣勢だ。厳しい価格競争が避けられず、日系各社はボリュームゾーンではなく、先端材料などハイエンド品で付加価値を高めるべきだ。
 日系各社は汎用機種で海外企業と提携しコスト削減を進める一方、国内では高機能成形機の開発に転換している。同時に周辺機器を含めたトータルエンジニアリング技術で差別化が必要だ。最近の円安によって、これまで高価だった日本製成形機を導入する機運が世界規模で高まっている。こうした動きを追い風に、得意のソリューションで世界市場におけるプレゼンスを高めてほしい。


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