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「山の日」で森林再生にもつなげたい
飛行機で国内旅行をする際には窓際の席を希望する。四季折々の風景は見飽きることがなく、上空から飛行地点を予想していると、あっという間に目的地に到着する▼そして、いつも感じるのが森林の多さである。日本列島は山で囲まれ、狭い平坦地に大半の人が住んでいることがよくわかる。日本の森林率は69%、世界平均の31%を大きく上回る。ドイツやフランスは30%程度、英国は12%の森林率である、日本人は森と共生することを大事にしてきた民族だ▼その森林の危機が話題になって久しい。戦後の木材需要の増大で植林された人工林が放置されるケースも目立ち、自然災害を一段と深刻にしている。2040年には、若年女性の流出により全国の896市区町村が"消滅"の危機にあるとした日本創成会議の試算は波紋を広げたが、その多くが山間部に集中する▼少しだけ明るい話題もある。外材の需給ひっ迫や値上がりで国産木材見直しの動きが出ている。林業・木材産業の再生に向けて人材育成の支援事業も広がり、若い女性が参加するなど反響は上々というニュースに接した▼国民の祝日として「山の日」が先の国会で成立した。再来年から8月11日が休日になる。この時期の帰省ラッシュが緩和される効果はあろうが、豊かな古里、森林再生に貢献する活動にもつなげたい。