2015年10月の記事を読む
2015年9月の記事を読む
2015年8月の記事を読む
2015年7月の記事を読む
2015年6月の記事を読む
2015年5月の記事を読む
2015年4月の記事を読む
2015年3月の記事を読む
2015年2月の記事を読む
2015年1月の記事を読む
2014年12月の記事を読む
2014年11月の記事を読む
2014年10月の記事を読む
2014年9月の記事を読む
2014年8月の記事を読む
2014年7月の記事を読む
2014年6月の記事を読む
2014年5月の記事を読む
2014年4月の記事を読む
2014年3月の記事を読む
2014年2月の記事を読む
2014年1月の記事を読む
2013年12月の記事を読む
2013年11月の記事を読む
2013年10月の記事を読む
2013年9月の記事を読む
2013年8月の記事を読む
2013年7月の記事を読む
2013年6月の記事を読む
2013年5月の記事を読む
2013年4月の記事を読む
2013年3月の記事を読む
2013年2月の記事を読む
2013年1月の記事を読む
2012年12月の記事を読む
2012年11月の記事を読む
2012年10月の記事を読む
2012年9月の記事を読む
2012年8月の記事を読む
2012年7月の記事を読む
2012年6月の記事を読む
2012年5月の記事を読む
2012年4月の記事を読む
2012年3月の記事を読む
2012年2月の記事を読む
2012年1月の記事を読む
2011年12月の記事を読む
2011年11月の記事を読む
2011年10月の記事を読む
2011年9月の記事を読む
2011年8月の記事を読む
2011年7月の記事を読む
2011年6月の記事を読む
2011年5月の記事を読む
2011年4月の記事を読む
2011年3月の記事を読む
2011年2月の記事を読む
2011年1月の記事を読む
2010年12月の記事を読む
東レ 村山良専務取締役・医薬・医療事業本部長
医薬事業の海外展開を加速
東レは2014年度を起点とする3カ年の新中期経営計画で、先端材料のライフケア分野への展開事業と、既存の医薬・医療事業の2つで構成するライフイノベーション(LI)事業の強化を打ち出している。LI事業のなかの医薬・医療事業を統括する村山良専務取締役に具体的な成長戦略を聞いた。
-2月に発表した新中計でLI事業の拡大を打ち出しました
病院用衣料、炭素繊維が使われるX線CT天板・カセッテなど、当社はこれまでもライフケア分野にさまざまな素材を提供してきた。今後は医薬・医療事業で培ってきた知識・経験を生かしてライフケア分野の素材開発を推し進めていく。とくにライフケア分野特有の臨床試験(治験)など薬事関連については素材開発の担当者は理解するのが難しい。最初から薬事などを意識した素材開発を進めるなど医薬・医療事業と先端材料事業との相乗効果を生み出していくつもりだ。
-LI事業と、医薬・医療事業の数値目標は
2012年度の決算ベースでLI事業の売り上げが1090億円ほどある。これを16年度に約1700億円、20年度に約3000億円規模の事業に育成していく。その中で私が担当する医薬・医療事業は13年度での売上高で582億円だが、16年度に850億円、20年度に1800億円に拡大させる方針だ。
-医薬事業の成長戦略を教えてください
末梢循環障害、肺高血圧症治療薬「ドルナー」、血液透析患者向けそう痒症治療薬「レミッチ」、天然型インターフェロン-β製剤「フェロン」の3つが主力薬だが、どれも国内だけで海外展開ができていない。提携先を通じて治験を着手しているものもあるが進捗が遅い。やはり当社自らが海外に乗り出していかないと世界展開は難しいと判断した。欧米については米食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)からの承認を当社で取得できるよう、この3カ年で治験体制の整備を進めていく。現地のCRO(臨床開発受託企業)をしっかりとコントロールできる体制を確立していく。
-医薬事業のアジア展開の現状は
中国でアステラス製薬を通じてドルナーを販売してきたが、今年中に現地企業と組んでレミッチなど他の薬剤の展開を進める。治験まで当社で実施するが、販売は現地企業と組んでやるつもりだ。当社は中国・青島に透析機器・人工腎臓の合弁会社を持っており、中国の透析関連医師と強力なネットワークができつつある。レミッチの展開もそれを利用する。東南アジアでも展開していく。東南アジアでは将来的には現地生産をする必要が出てくるため現地企業と組むことになるだろう。
-医薬品のパイプラインは
レミッチは血液透析患者向けそう痒症以外の適応拡大を進める。痒みに対する治療薬は珍しく、海外展開と適用拡大できればブロックバスターになる可能性は秘めていると思う。「ベラプロストナトリウム」(ドルナー)も適応拡大のための開発を進めている。また、腫瘍を適用とした抗体医薬の開発も本格化させる。社内の研究者が発見したシーズだが、製品化のためには外部との連携が必要になってくるだろう。
-医療事業の成長戦略を教えてください
救急、心血管領域で海外市場に打って出る。救急領域では重症敗血症治療に用いる血液浄化器「トレミキシン」の米国最終治験を進めているが、4月に発表された中間解析では大変良い結果が得られた。FDAからも症例を増やして治験を続行するように指示が出ている。うまくいけば15年には申請できるだろう。
-医療事業はどうアジアで展開していきますか
三井物産がアジア最大手の病院持株会社IHHヘルスケアに出資参画している。IHHは傘下にシンガポールの民間病院病床数で50%のシェアを誇り、かつマレーシア第2位の病院グループであるパークウェイ・パンタイ社などを抱えている。当社も三井物産と連携することで医療だけでなく医薬でもさまざまなビジネスが展開できるだろう。
(藤岡竜志)