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2012年06月28日 前へ 前へ次へ 次へ

【連載】迫る節電の夏 どうする関西企業(3)

 2次電池製造にもリスク

 リチウムイオン2次電池(LiB)材料で化学業界との関わりが深い電池業界も計画停電を視野に入れて動き始めている。GSユアサグループ(京都市)は鉛蓄電池のほかに、グループのリチウムエナジージャパン(LEJ)、ブルーエナジー(BE)で電気自動車(EV)向けなど車載用LiBを製造している。同社からLiBの供給を受ける三菱自動車やホンダは、GSユアサの節電対応によって電池供給にどのような影響が出るか注視している。
LEJ社栗東工場.JPG GSユアサグループの関電管内の生産拠点は本社のある京都事業所とLEJ管轄の草津工場(滋賀県)、栗東工場(同、写真)、BEの福知山工場(京都府)。依田誠社長は電池製造の停電のリスクについて、「電池製造の重要な工程である充電中に突然電気が止まれば、製品が完全に駄目になる可能性がある」と指摘する。「このような最悪の事態に陥らないように電気の安定供給に万全の体制で望んで欲しい」と訴えている。

※メガソーラー設置※
 また、同社はメガソーラー(大規模太陽光発電設備)の設置を決めた。第1弾として子会社のいわきユアサ(福島県)に導入するもので、2012年度中に出力1メガワット規模の運用を開始する。発電した電力は経済産業省の全量買い取り制度を利用し電力会社の系統に連係させる。これによって電力不足と環境に貢献する。京都事業所、長田野事業所(京都府福知山市)、群馬事業所(伊勢崎市)への設置も予定している。
 液晶などの薄型パネル用板ガラスを製造する日本電気硝子も、関電の電力供給エリアに本社のある大津事業所(滋賀県)のほかに滋賀高月事業所(同長浜市)、能登川事業所(同東近江市)、精密ガラス加工センター(同草津市)の4製造拠点を保有しており、今夏の大幅な電力不足によって生産に支障が出る恐れがある。
 同社はすでに自家発電を導入しているが、あくまでも補助的な役割だった。このため、今夏の節電要請を受けて自家発電の増強を決めた。また、大規模な計画停電や輪番停電などが実施されれば、薄型パネル用ガラスの生産調整や加工工程の一部を海外に移すことも検討している。同社は「ガラスの製造時に予告なしに停電になれば、釜が損傷する恐れがある」と懸念する。

※納期守れない懸念※
 自動車産業と密接に関係する樹脂・ゴム業界も節電対策に乗り出している。奈良工場が主力拠点の1つであるニッタ(大阪市)の國枝信孝社長は、「免振ゴム製造への影響が大きい」と指摘する。製造に40時間もかかることから、計画停電時には製造ラインを停止する必要がある。電力需給のひっ迫で当初の納期を守れないケースも発生する可能性がある。同社は非常時には休日出勤や残業で対応する方針だが、製造コストの上昇が足かせとなるのは必至だ。


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