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鹿島コンビナート 電解・塩ビ再構築、枠組み固まる
※内需先細り、震災で決断 旭硝子など3社撤退※
鹿島コンビナートの電解・塩化ビニルチェーン再構築の枠組みが固まった。旭硝子など3社が2012年3月末に電解、塩化ビニルモノマー(VCM)の共同出資会社から撤退し、信越化学工業が3社の出資分を引き受ける。すでに両社とも信越化学引き取り分見合いしか生産していないため、3社撤退により原料エチレンの消費に影響は及ばない見通し。ただ、将来にわたって信越化学が同コンビナートで事業継続できるかどうかは不透明で、もう一段の再構築が求められる可能性がある。
※製品引き取りは信越化学だけに※
鹿島コンビナートにおける電解設備は鹿島電解が年40万トン、旭硝子同29万トン。VCMは鹿島塩ビモノマー同60万トン、塩化ビニル樹脂(PVC)は信越化学55万トン、カネカ17万トン。鹿島電解の出資比率は旭硝子25%、ADEKA23%、信越化学23%、三菱化学21%、カネカ8%。鹿島塩ビモノマーは信越化学50%、三菱化学25%、カネカ、旭硝子各10%、ADEKA5%となっている。
国内のPVC生産は10年間で27%減少し、2010年には175万トンと200万トンを大きく割り込む水準。PVC設備稼働率も10年には75・4%と、5年間で10ポイント強減少している。鹿島コンビナートの電解・VCMも5ー6割の低稼働が常態化しているとみられ、製品引き取りはほぼ信越化学だけとなっているのが実情。
※エチレン消費に影響及ばず※
鹿島コンビナートの電解・塩ビチェーンの再構築は5年ほど前から出資社間で議論となっていたが、東日本大震災が決断を促したともいえる。撤退する旭硝子、カネカ、ADEKAは復興費用あるいは設備縮小のためのコストを負担する。また、高コストの原因となっていた北共同発電も需要見合いで能力を削減する方針で、東京電力に対する電力供給に見通しがつき次第実施する。
三菱化学は鹿島コンビナートのスチレンモノマー(SM)の生産を停止し、余剰となる原料エチレンは輸出に回しており、円建ての5年契約を成立させている。今回の電解・塩ビチェーンからの一部企業撤退によっても、エチレン消費量には影響は及ぼさない。今後は隣接する鹿島石油の協力を得ながらコンビナートの競争力強化に取り組むことになる。
しかし、国内需要が中期的に先細りが予測されるなか、信越化学が将来にわたって事業を継続できる保証はない。信越化学は競争力に優れる米子会社シンテックからのPVC輸入に切り替える可能性もある。三菱化学はあらゆる事態を想定するとしており、中期経営計画「APTSIS15」期間内にエチレン需要減少に備えた対策案をまとめる考えだ。