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2011年06月14日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災カー黒 拡大基調にブレーキ、タイヤ用タイト化懸念

 東日本大震災の影響がカーボンブラックにも波及している。これまで需給は拡大基調を続けていたが、東北地方の2つの工場が被災し、うち1つは再建を断念。こうしたなか、3月需給実績(カーボンブラック協会まとめ)は、生産量が2009年10月以来の2ケタ減、出荷量も16カ月ぶりに前年を下回った。現在、被災による操業停止分を補うため、主要各社はフル稼働の継続や輸入で対応しているが、主力の自動車需要が想定より早く回復に転じた場合、需給バランスのタイト化や海外生産シフトに拍車がかかる可能性もある。
 昨年のカーボンブラック需給は生産が前年比25・4%増の72万3159トンと、3年ぶりの増加となった。出荷もすべての月で増加を示し、同21・7%増の71万7409トンと大幅な増加。
 今年に入っても同様の傾向で推移していたが、3月の震災発生で状況が一変。東海カーボンの石巻工場(宮城県)と三菱化学の小名浜工場(福島県、日本化成に生産委託)が被災し、操業停止を余儀なくされた。石巻工場は年内の生産再開を目指す方針を打ち出したものの、小名浜工場は再建断念を決定している。
 こうした状況が需給環境にも反映。3月の需給実績をみると、生産量は5万6134トンで前年同月比10・1%減、出荷量は5万5440トンで同11・2%の減少となり、これまでの勢いにブレーキがかかった。
 生産内訳をみても、自動車タイヤ向けを中心とする主力のゴム用が同8・9%減となったほか、着色顔料や導電用途など非ゴム用が同31・8%減で大幅な減少に転じた。出荷もゴム用が同11・3%減、非ゴム用が同11・0%減となり、一気に減少傾向が鮮明化した恰好。
 石巻工場と小名浜工場の生産能力は合わせて年9万トンで、石巻工場が再開する年末までは同規模の能力が不足することになる。現時点では自動車関連をはじめ需要そのものが落ち込んでいるのと同時に、主要各社が安定供給に全力を挙げていることから大きな影響にはいたっていない。
 しかし、主力の自動車関連や着色顔料需要が想定以上のペースで回復に転じた場合、需給のタイト化や海外生産シフトの加速、輸入拡大などの可能性もあり、今後の動向が注目される。


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