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2011年04月25日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災 ペースト塩ビ 電力制限見据え 顧客が在庫積み増し

 住宅内装材などに使われるペースト塩ビのタイト感が強まっている。仮設住宅向けの出荷は落ち着きをみせ始めているが、ヴイテックが3月末で同事業からの撤退を完了したうえ、夏場の電力制限を見据えて顧客が在庫の積み上げを図っているため、旺盛な需要が続いている。東日本大震災によって稼働を停止していたカネカの鹿島工場(茨城県)は再開の見通しがついたものの、その後に定修を控えていることもあり、電力使用制限が開始されるまではタイト感が続きそうだ。
 国内のペースト塩ビメーカーは、ヴイテックが事業撤退したことから、カネカを筆頭に新第一塩ビ、東ソーの3社体制となっている。3社合わせた公称の生産能力は年産13万7000トンで、通常の内需10万トンに輸出3万?4万トンを合わせると、数字上は需給がバランスする。
 しかし、被災したカネカの鹿島工場が生産を停止しているうえ、3月末から東ソーの南陽事業所(山口県)が10日間の定修に入った。同時期に仮設住宅の床材や電線向けの引き合いが急増したことから、一時的にはかなりのひっ迫となった。需要期である年度末にあたったことも拍車をかけた。
 7万戸超とされる仮設住宅向けは、建設に時間がかかっているため、引き合いは若干落ち着いている。復興需要の本格的な盛り上がりは、もう少し先となる見通し。しかし、夏場の電力制限を見据え、壁紙や床材などの内装材メーカーが工場の稼働率を引き上げている。カネカは鹿島工場のペースト塩ビについて4月25日から本格操業を再開する計画を打ち出しているが、同工場は5月下旬から2週間程度の定修を予定する。東ソーは輸出を全面停止して、国内の顧客への対応を強化している。
 国内需給がひっ迫するなか、これまでにはなかった輸入品の流入を懸念する声が一部で出ている。ただし、電力使用が制限されるようになれば、需要も落ち着きをみせる可能性が大きく、それまでに輸入品を手当てして製品化の試験までを行う時間的なゆとりはないとみられ、日本品の品質優位性に変えてまで輸入品の調達に向かう加工メーカーはないと推測される。
 ただ、ペースト塩ビの需要家にとっては可塑剤の需給ひっ迫も懸念材料となっており、当面の原料調達に不透明感が根強く残っている。


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