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2011年04月20日 前へ 前へ次へ 次へ

東日本大震災 樹脂メーカー 副原料確保にメド 同等品などで対応

 樹脂のサプライチェーン確保のうえで障害となっていた添加剤などの樹脂副原料の供給体制が整いつつある。東日本大震災により操業停止している三菱化学の鹿島事業所が5月日に再開する予定となり、国内の汎用樹脂設備はすべて稼働できることになった。ただ、被災地域には樹脂副原料メーカーが多く、汎用樹脂、エンジニアリングプラスチック各社は復旧状況の確認あるいは同等品の確保に追われた。ここにきて、特殊な製品を除いて対応にほぼめどが立ちつつある。
 震災直後、樹脂各社は自社の生産設備の状況、原料調達の可否について確認を急いだ。プライムポリマーは3月17日付でホームページに、添加剤などが入手困難になり、一部銘柄については同等品の使用につき需要家の理解を求める内容の告知を出した。影響はポリオレフィンだけでなく、エンジニアリングプラスチック、エラストマーなど広く及んだ。
 とくに深刻だったのが、BASFジャパンが供給している酸化防止剤「イルガノックス1010」。世界標準ともいえる製品で、2008年の生産量は酸化防止剤としてはケタ違いの2200トンにのぼっている。BASFは欧米工場の供給によって対応する体制を整えた。また、同等品を持つADEKA、韓国・松原産業に発注量を増やす対応をとっている樹脂メーカーもある。
 やはり幅広く用いられている日本化成の樹脂架橋材「TAIC」も生産を再開した。その他の製品でも、大内振興科学はゴム用薬品で中国合弁会社による代替品の供給、ADEKAも樹脂難燃剤で富士工場、台湾、中国の生産拠点の活用など、アジアを含めた供給網の活用を進めている。
 プライムポリマーは、三井化学と出光興産の2系統の原料調達を残していたため、同等品でも評価がすんでいた製品が多く、切り替えは迅速にできたという。住友化学も同等品の確保により、供給に支障をきたさないめどが立っているとしている。ポリプラスチックスも副資材調達に関する懸念は払拭できている。
 ただ、同等品がない製品もあり、他の製品で代替するためには評価に時間を要することになる。クラレのイソプレン系エラストマー「セプトン」、メチルブタノール系溶剤「ソルフィット」は代替品がなく、同社は緊急性が求められる用途に絞って供給している。本格再開には三菱化学からの原料供給を待たなければならない。


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