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東日本大震災 エポキシ樹脂業界 原料調達懸念広がる 被災に定修重なり
エポキシ樹脂業界で原料調達懸念が広がっている。主要原料の1つであるエピクロルヒドリン(ECH)の国内工場の多くが震災の影響や定修により停止しているためで、すでに一部の樹脂メーカーが稼働を落として対応に入っている。現在はECHメーカーおよび樹脂メーカーの在庫を用いて生産を続けているが、4月にも定修に入るECH工場があるため、4月には一時的に複数の樹脂メーカーで生産が滞る可能性もありうる。
エポキシ樹脂は、ビスフェノールA(BPA)とECHを原料に製造される。このうちBPAは、三菱化学の鹿島工場以外は稼働しており、一部メーカーを除いて影響は少ないもよう。一方、ECHは調達に困難が生じ始めている。
国内ECHの最大手は生産能力の4割を占める鹿島ケミカル。しかし、同社は震災の影響を受けて生産を停止しており、現時点で復旧の見通しは立っていない。また、ダイソーの水島工場や住友化学の愛媛工場は3月中旬から定修に入っている。ダイソーは定修にかかわる人員を増員して水島工場の立ち上げを急いでいるが、それでも立ち上げ予定は4月6日。さらに、国内で唯一稼働しているダイソーの松山工場も4月には定修入りすることになっており、エポキシ樹脂メーカーからは「ECHの調達次第によっては、稼働を抑えざるを得なくなる」との声が聞かれる。
すでに国外からの原料調達を検討し始めたメーカーもあるが、ECHはアジアでも需給がひっ迫している。近年、大規模増設が相次いだ中国では、排水規制への対応からか稼働率が高まっておらず、今も輸入ポジションにある。市況も高く、こうした原料を使用したエポキシ樹脂市況も高水準のため、「海外からの原料および樹脂調達は今の価格水準では難しい」とみる向きもある。
エポキシ樹脂メーカー各社は値上げ活動を進めており、一部では1キログラム当たり40円程度で決まり始めているが、「現在の原燃料の価格動向をみると、それでも海外からの輸入はコストが合わないだろう」という。また、防食塗料などの用途は中国品や台湾品でも対応できるとみられるが、特定のグレードが求められる電子材料用途など代替の効かない分野での影響が懸念される。今後、土木・建築需要の高まりも予想されることから、原料の調達体制の整備を急ぐ必要がある。