大阪工大、アルミ板材を高生産鋳造、縦型の双ロール法開発

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 大阪工業大学の研究グループは、アルミ板材を高生産で製造する新双ロール鋳造法を開発した。新製法は、アルミ溶湯を板状に鋳造するためのロールの配置をこれまでの上下(横型)から左右(縦型)に変更したもの。鋳造と同時に熱間圧延の圧下率を小さくし、冷却速度を従来法に比べて3倍近く向上させることで6?30倍の高生産化を実現した。異なるアルミ合金を層状に重ねたクラッド材を容易に製造することができ、同技術の応用によりリサイクル材の特性向上なども可能だ。

 双ロール鋳造法とは、合金の溶湯を上下の水平ロール間に流し込み、瞬間的に凝固させて薄板を高速で引き出す製造法。鋳造ロールを上下に配置した横型が一般的であり、熱間圧延を行うためロールには工具鋼を使用し、冷却速度が700度C/秒程度でロールスピードは毎分1?5メートル程度となっている。
 新製法は、鋳造ロールを左右に配置した縦型を採用。また、熱間圧延をしないため成形荷重が0・1?0・4キロニュートン/ミリメートルと低く、ロール材質に軟鋼もしくは銅合金を使用することが可能であり、これにより冷却速度を2000度C/秒と飛躍的に向上させており、ロールスピードは毎分30?150メートルと高生産化を実現した。
 同プロセスでは、新たに開発した溶湯の混合を防ぐロールキャスター用スクレイパーにより、容易にクラッド材を作製できるのが特徴。熱間圧延法ではクラッド材の作成が難しいアルミ?マグネ合金でも1工程で製造可能であり、すでにクラッド比が1対10対1の3層クラッド材の作製を実現している。また、Siを6%含有する鋳造用合金を低強度材とクラッド化することで成形性を向上できることを確認しており、この技術を応用すればリサイクル材の適用用途も拡大可能だ。

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このページは、web staffが2013年9月13日 16:54に書いたブログ記事です。

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