東ソー、新規開発PPSを応用展開、金属接合品がスマホ筐体に初採用

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 東ソーは、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂事業において、金属接合グレードや高CTI(耐トラッキング指数)グレードといった新規開発品の応用展開を加速する。昨年市場投入したばかりの高CTIグレードでは従来品以上に強度を高めた新規グレードを開発中で、今年度下期中のサンプルワーク開始を目指していく。また金属接合グレードでは高い耐衝撃性を付加した新規グレードが海外の大手携帯端末メーカーに採用、PPSでは初というスマートフォンの筐体に採用された。

 同社は四日市事業所(三重県)でPPSのベースレジンおよびコンパウンドを製造中。用途を絞り込んだ差別化戦略を推進しており、付加価値の高い特殊グレードを中心にハイブリッド車(HEV)用途などで採用実績を着実に増やしている。
 新規開発品では金属接合グレードに続き、昨年高CTIグレードを市場に投入、用途開拓を始めている。
 耐トラッキング性や成形性に優れる高CTIグレードは、大電流で耐圧性に優れるパワーモジュールのIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)モジュールでの利用を可能としたもので、電鉄関連用途での採用が始まっているという。
 同社では高CTIグレードの応用展開として、従来品以上に強度を高めた新規グレードを開発中。今下期中のサンプルワーク開始を目指しており、電鉄や自動車、工作機械といった幅広い分野での用途拡大を狙う。
 金属接合グレードでも、各種機能を付加した応用製品の開発に力を注いでいる。最近では、アルミや銅などの金属との高い接合強度を維持したうえで、耐衝撃性を向上させた新規グレードを開発、スマートフォンの最新機種に採用された。同社ではこの採用を機に、今後はタブレットPCにも用途を広げていく考えだ。
 これら新規開発品の拡販にあわせて、供給体制の整備にも取り組む。各種機能を付与した特殊グレードは高い生産技術や品質管理が必要となることから、四日市事業所において既存のコンパウンド製造設備の改造などを検討していくとしている。

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このページは、web staffが2013年5月22日 17:43に書いたブログ記事です。

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