リケンテクノス、自動車用塗装代替フィルム開発、高耐候性など実現

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 リケンテクノスは、自動車向けの塗装代替フィルムを開発した。インモールド成形対応のウレタン系フィルムにより、真鍮ブラシでこすっても傷つかない優れた擦り傷復元性を実現した。自動車外装に求められる耐候性や成形性にも高いレベルで対応しており、ピラーやバンパーなどの外装樹脂部品をターゲットに提案していく。将来的には、自動車外装全体の塗装代替にも対応すべく、メタリック調の実現や一層の深絞り成形の技術開発にも取り組む。

 部材の色柄をそのまま生かせる透明フィルムとして提供するが、フィルム自体への印刷も可能であり、自動車塗装と同等の性能や光沢感を付与できる。自動車塗装分野では、脱VOCの要求が高まっていることに加え、車体の樹脂化が進展すれば、現状、一般的に採用されている百数十度Cの乾燥工程を必要とする焼き付け塗装に対応できなくなる可能性があるため、そうした工程を不要にするフィルムへの期待は高まっている。
 しかし、既存のインモールド成形用の傷つき防止フィルムは、パソコンの天板向けなどには広く採用されているが、自動車外装に使用するには、耐候性の点に難があった。
 同社は、成形性と耐候性、傷つきにくさの3つの特徴を兼ね備えたフィルムを開発したことで、この市場への参入を図ることとした。このほど同様の擦り傷復元性の塗膜を用いたフィルム製品が、店舗の内装用途に採用されたほか、キッチン扉へも展開を図っており、電子機器にも対応できるとみている。ただ、この製品で実現した高い耐候性は、自動車用途で最も性能を発揮できるものであり、早ければ3年後の採用を目指して提案活動を強化する。
 開発にあたっては、コンパウンド事業の開発部隊とも連携し、実際に射出成形品に使用した試験を実施ずみ。自動車分野に強いコンパウンド事業部のもつ商流も活用して市場開拓に取り組む。

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このページは、web staffが2011年7月 1日 13:23に書いたブログ記事です。

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