マルツ工業、真空蒸着・塗装技術を展開、柔軟樹脂に強固な金属皮膜

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 マルツ工業(静岡県浜松市)は、独自の真空蒸着・塗装技術の用途開拓を推進する。同技術は、独自の表面改質とベースおよびトップコートにオリジナル塗料を使用することで、柔軟性樹脂に対して強固な金属皮膜を形成するもの。シリコーンへの蒸着をはじめエラストマーやEPDMといった素材に対応しており、曲げたりねじったりしても塗装面に割れが生じない密着性能を実現している。豊富なカラーバリエーションを用意しており、同社では携帯電話カバーなど意匠性が求められる用途分野を主に採用拡大を目指す。

 マルツ工業は、自動車部品や家電製品などを主に事業を展開する表面加工処理メーカー。浜松市の本社工場をはじめとして国内4カ所に工場を展開するほか、2002年にはタイで合弁により生産拠点を設立している。四輪車については塗装・仕上げのほか、現在ではサブアッセンブリーも手掛けている。
 用途開拓に取り組んでいるコーティング技術「マルツコート」は、蓄積した表面処理や塗装に関する知見をベースに開発した。塗料の密着性を向上させる表面改質処理を施した成形品に、樹脂表面を鏡面に整えるための下塗り塗装をした後にイオンプレーティングで金属膜を形成。その上から保護層となるトップコートを塗装するもの。独自の表面改質処理とベースコートおよびトップコートにより柔軟性樹脂への適用を可能としている。
 現在、豊富なカラーバリエーションをベースに意匠性が求められる樹脂製品を主に用途開拓を推進中。高い塗装密着性を実現していることから、スポイト機能を有する化粧ビンのキャップでは、樹脂製のキャップ本体とゴム製のスポイト部分をアルミ系の同色で塗装することで高級感を演出できる。同社では、スポーツ用品や各種携帯端末のカバー、筆記用具のグリップなど幅広い用途での採用を見込んでおり、積極的な営業活動に同技術の普及を図る。

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このページは、web staffが2011年4月 6日 19:04に書いたブログ記事です。

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