ジャパンコンポジット、カーボンSMC開発、成形サイクルを大幅短縮

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 ジャパンコンポジットは、短時間成形が可能な炭素繊維強化成形材料(カーボンSMC)を開発した。一般的なポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維(CF)を用いながら、従来のガラス繊維SMC(シートモールディングコンパウンド)では到達不可能な高い比強度、比剛性により、部材の大幅な軽量化を可能とするもの。カーボンSMCをプレス成形した場合の成形サイクルは7分間程度で、CFプリプレグによるレジントランスファーモールディング(RTM)成形の30分の1以下に短縮できる。自動車や産業機械をはじめとする幅広い分野で、金属代替による軽量化やすでに炭素繊維強化樹脂が採用されている分野の置き換えに取り組む。

 ガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂を使用するのが一般的なSMCの製造技術をベースに開発した。ガラス繊維をCFに置き換えるには、マトリックス樹脂がCFになじみにくいことが課題となるが、不飽和ポリエステル樹脂に十分な接着性と短時間硬化性をもたせるとともに、樹脂含浸技術も改良した。また、3K(KはCF1000本の束)や6Kなどの細物や不飽和ポリエステル樹脂用、ビニルエステル用といった特殊なCFを使用すれば成形しやすくなる傾向があるが、同社技術では、入手しやすい一般的なグレードを用いていることもアピールポイントとなる。
 「ポリマールマットCZ」の商標名で展開する。CFに、チョップドファイバーを用いたタイプと平織物タイプの2種類を用意。ともにCF充填率は約50%で、比強度はそれぞれスチールの3・4倍、11倍、比弾性率はそれぞれ2・9倍、3・6倍。CFプリプレグ成形品よりも劣るものの、従来のガラス繊維強化SMCを大きく上回る性能を発揮する。とくにチョップドファイバータイプでは、従来SMCと同様の成形性を発揮でき、部品統合によるメリットが期待される。すでにサンプル出荷を開始しており、早期採用を目指して提案活動を強めていく。

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このページは、web staffが2010年6月18日 20:03に書いたブログ記事です。

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