ダウ・オートモーティブ、構造用接着剤のアジア展開強化

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 ダウ・オートモーティブは、主力製品の1つである構造用接着剤「ベタメート」のアジア地域での展開を強化する。日本の自動車メーカーや、世界最大市場に成長しつつある中国の自動車メーカーなどをターゲットに、採用拡大に注力する。中国では、操縦安定性など車の性能向上に効果的な構造用接着剤を積極的に採用が広がっているため、ローカルメーカーも重要顧客に選定してプロモーションを積極化させる。また、日本、韓国では、ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)の投入が相次ぎ、軽量化ニーズが一段と高まっていることから、本格的な普及に向け提案活動を積極化させていく。

 構造用接着剤は、ボディーパネルの接合部分を"線"でくまなく接合するため、車体に高い剛性を付与することができる。車体の剛性が高まると操縦安定性が向上するほか、振動や騒音が低減して乗り心地も向上する。また、鋼板やアルミなどの肉厚を薄くでき、自動車の軽量化に貢献するといったさまざまなメリットがある。
 このため中国では、振動や騒音の低減など、車の高品質化に課題を抱えるローカルメーカーも構造用接着剤に注目するようになっている。ダウは、新規採用のチャンスとみて活動を積極化させており、今秋発売の新型車向けですでに採用を獲得したほか、10年以降は複数の新型車で採用を狙っている。
 一方、日本や韓国などでは、プラスチック、鉄、アルミなどの異種素材の接合においても、接着剤による接合技術が高い注目を集めている。自動車の燃費性能が重要視されるなか、小型化や電気自動車・HEVが台頭しており、軽量化・燃費向上を実現する異種素材の接合需要は今後ますます拡大すると予想されている。
 ダウ・オートモーティブは、2000年頃から欧州自動車メーカー向けを中心にベタメートの採用実績を積んでおり、この間、モデルチェンジのたびに採用量が倍になるなど需要が拡大している。また、信頼性の面でも、米国南部で行った10万マイル以上におよぶ走行試験で、ベタメートに経時変化がほとんどなかったことが確認されて、評価が定着している。

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このページは、web staffが2009年6月22日 16:10に書いたブログ記事です。

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