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人と話題 昭和電工 佐藤貴幸執行役員事業開発センター長
新事業創出の要としてパワー半導体用SiCエピウエハーなどの育成に全力
強みの技術融合でニーズ対応
昭和電工の新事業創出を担う事業開発センター。重点プロジェクトの一つであるパワー半導体用の炭化ケイ素(SiC)エピタキシャルウエハー(エピウエハー)などで成果が表れている。センター長に今年1月就任した佐藤貴幸執行役員はSiCエピウエハーの立ち上げ当初から携わっており、「これを責任もって仕上げるのが私の大きなミッション」と話す。
事業開発センターは2013年1月の事業部門・本部制廃止にともない、全事業部とともに社長直轄組織として発足。その下に応用化学品研究所と先端技術開発研究所、また分析や安全性試験の部門に加えて、「パワー半導体」と「グリーン」の2プロジェクトを置いている。
SiCエピウエハーは産業技術総合研究所、電力中央研究所と05年から共同研究を開始。事業推進を目指して設立した有限責任事業組合(LLP)を昭和電工が譲り受け、09年から本格スタートした。エアコン、地下鉄と着々とアプリケーションが広がり、「パワー半導体用エピウエハーではトップランナー」を自負している。現状は「期待値ほど市場は伸びていない」とするが、20年には自動車分野に実用化される見込みのほか、家電関連や産業機器のインバーターなど幅広い用途が期待できる。
植物工場のグリーンプロジェクトについても、独自の高出力赤色LED(発光ダイオード)による高速栽培技術などを確立し、本格商業化に向け着々と進展。またコア技術を応用するかたちで、フラーレン、燃料電池用材料、プリンテッドエレクトロニクス分野などにも力を入れている。
事業開発センターの課題は「早く成果を出すこと」。一方で「ロングスパンのテーマもあり、研究者は自分のテーマに誇りを持ち続けてほしい」との理想も忘れない。
就任後、同センター内に発信したメッセージは、「研究開発で先頭を走ることは大事であり、その意味で対外発表を多く行い昭和電工のプレゼンスを高める。また、人材のローテーションも活発にする」ということ。
自社の研究開発の強みについて「化学メーカーでは珍しくアルミを手掛けており、有機、無機など技術融合の幅は広い」と捉える。そのためセンター内でのコラボレーション、事業部との連携などを活発化する方針だ。
以前は化合物半導体ウエハーの開発、製造や営業を事業部時代に経験。全社研究開発部門の企画に携わった。「当社は技術立社を標榜しており、技術で社会に貢献できるのが理想」という。自らの事業部時代の経験も踏まえ「営業部員に付いて行くスタンスではなく、開発担当者が主体になって顧客のところに行くことが一番重要」と、市場ニーズの大切さを実感している。
(児玉和弘)