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新興国市場展開を加速する塗料大手
日本の大手塗料メーカーがグローバルポジションの強化に努めている。関西ペイントはミャンマーとスリランカに合弁会社を設立し、本格的な事業展開に乗り出す。日本ペイントホールディングスはシンガポールのウットラム・グループとの連携強化を目的に中国、マレーシア、シンガポールの合弁会社8社を子会社化した。両社とも需要が拡大する新興市場の開拓を強化しており、世界トップグループの塗料会社と肩を並べるために着実に歩みを進めている。
関西ペイントおよび同社のマレーシア子会社「カンサイ・コーティングス・マレーシア」は、経済成長が著しいミャンマーで塗料事業の本格展開を目指し、現地販売代理店であるニン・タ・ジン・ウー(HTZO)社と合弁会社をヤンゴン市に設立する。これまでHTZO社を輸入販売代理店として、ネピドー新新国際空港など数多くの大型建築プロジェクトに塗料を供給してきた。同社グループが有する技術力やブランド力と、HTZO社の販売力など互いの強みを効果的に組み合わせると同時に、現地に製造拠点を設立することで市場競争力をさらに高めようとしている。
スリランカではインド子会社「カンサイ・ネロラック・ペイント」が、キャピタル・マハラジャグループ(CMG)傘下の投資会社であるキャピタル・ホールディングス・マハラジャ(CHM)社と合弁会社を設立する。CMGはメディア関連をはじめ、建築資材、日用品などを幅広く展開するスリランカ最大の民間複合企業。CMGのスリランカにおける認知度、販売能力などの強みを生かして現地の建築塗料市場を開拓する。
新興国の1人当たり塗料消費量は今後、確実に増加する。とくに建築塗料は1人当たりGDPが1000ドルに到達すると市場が拡大、自動車塗料など他分野よりも先に需要拡大期が到来すると言われている。新興国の塗料需要が拡大するなか、グローバルプレーヤーの市場参入が加速しており、世界の塗料市場はグローバル企業による寡占化が進んでいる。すでに中国やタイなどは勢力図が固まりつつあるようだ。
他社に先駆けて進出し、確固たるポジションを築くことが重要となるが、建築塗料は地域ごとに異なる商習慣への対応など現地に根ざした事業展開が求められる。自社で立ち上げるには多くの時間と労力を要するため現地有力企業との連携は有力な選択肢であろう。ただ、情報の共有や権限委譲、人材育成など現地の事情に対応して迅速に経営判断を行わないと、成長の恩恵を十分に享受することはできないだろう。