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ITによる経営革新と人の役割
IT革命は経営の現場を大きく変えたが、スマート・マシンの登場でさらに劇的な変化を遂げる。世界的なコンサルタント企業のマッケンジーが開いた専門家会合での一つの予測だ。マッケンジーの機関紙「マッケンジー・クオータリー」は創刊50周年を迎える。佳節を機に世界の経営思索家を集め、次の50年間の経営に関して、彼らの見方をまとめた▼この50年。とくに後半の25年は、ITの登場、普及により経営は大きく変化した。サプライチェーンの構築など経営の効率化に寄与した。マッケンジー・クオータリーはこの変化はさらに拡大し、「これまで人手を要した採用やボーナス査定を含む人事業務がほとんど自動化される」とまで予測している。人がからむ要素の大きい現場ですらIT化されるというわけだ▼エコノミスト誌によれば、グーグルは、こうした従業員の成果分析を算数的なプログラムに任せているという。投資先決定の投票権を同様の算数的なプログラムに与えているベンチャー企業もあるという▼投資判断、人事査定という経営の最も重要な仕事がITに置き換えられるとすると、残る仕事は交渉、そして組織の士気を高めることだそうだ。交渉は組織を熟知する必要がある。士気を高めるのもリーダーにしかなしえない。新時代のリーダー像に注目したい。