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ファイザー ワクチン事業 ルイス・ジョダール氏に聞く
肺炎球菌筆頭に品揃え拡充
米ワイス買収でワクチン事業に本格参入した米ファイザー。買収目的の一つとされる肺炎球菌ワクチン「プレベナー」群は年間売上高40億ドル(約4600億円)規模の大型品に成長した。とくにプレベナー13(PCV13)は小児に加えて高齢者向け接種も世界各国で承認され始め、同社の成長牽引役として期待されている。米国では競合品より優先した接種が推奨され、日本でも定期接種化が検討され始めた。このほど来日したルイス・ジョダール・グローバル医薬品開発・学術担当バイスプレジデントに、プレベナーへの期待やワクチン事業の方向性などを聞いた。
-米国予防接種諮問委員会(ACIP)で65歳以上への接種が推奨されました。
「PCV13の推奨については当初10月に審議される見込みだったが、今年のインフルエンザシーズンに間に合うよう前倒しで8月に開催され、推奨にいたった。肺炎球菌ワクチンの接種歴がない/接種歴不明の場合は先にPCV13を接種することなどが推奨され、これにより保険償還されたアクセスが可能になった」
「オランダで約8・5万人が参加した市中肺炎に対する大規模臨床試験(CAPiTA)で良好なデータが得られ、費用対効果としての医療経済的効果も認められたことなどが評価された」
-髄膜炎菌血清群Bワクチンが米国で承認され、米バクスターから血清群Cワクチンを取得しました。
「髄膜炎菌の感染報告がとくに多い5つの血清群のうち、Bだけはワクチンの開発が難しいとされてきた。ファイザーはH因子結合たん白質(fHbp)という抗原2種類を用いたBワクチンを開発した。バクスターのCワクチンが加わることで、髄膜炎ワクチンの製品フランチャイズが強化される。バクスターから取得したもう一つのワクチン、ダニ媒介性脳炎ワクチンも欧州などで感染報告が増えており、今回の製品買収は良い判断だった」
-黄色ブドウ球菌、クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)に対するワクチンも後期開発段階です。日本での開発予定は
「黄色ブドウ球菌ワクチンは、ファーストインクラスの可能性があると期待しているワクチン。髄膜炎B、黄色ブドウ球菌、CDIの3ワクチンは日本でも開発を検討している。社会的な疾病負荷を改善できると判断すればぜひ開発したい」
-ワクチンの研究開発で重点分野は。
「その病気になることで生じうる負荷の大きさを基準に、ワクチンの研究開発に取り組んでいる。ファーストインクラス、ベストインクラスの可能性があり、公衆衛生上の価値が高いと考えるワクチンであることが条件。インフルエンザワクチン事業は検討していない」
-日本では重篤な副反応報告を受けて、子宮頸がんワクチンの積極的な接種推奨が差し控えられています。
「100%安全なワクチンは存在しない。しかし審査当局の薬事承認を得たことは、安全性が認められ、臨床的エビデンスがあることを意味している。当局がこうした事実をしっかり説明すること、そして副反応が起きた場合はその因果関係を明確にしておくことが重要と考える。われわれはワクチンを開発し、販売しているが、政府、医師、患者というすべてのステークホルダーとの連携なしに安全性を確保することはできない」
(赤羽環希)