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2014年11月14日 前へ 前へ次へ 次へ

変わった東南アジアの空港

 東南アジアの空港はこの15年で大きく変わった。"香港アプローチ"と呼ばれる高層ビル群のスレスレに飛行し、着陸する高度な飛行技術を要する啓徳空港から、沖合のランタオ島とチェプラップコク島と周辺の小島を埋め立てて造成した、現在の国際空港の運営が開始されたのが1998年▼同じ年、マレーシアもスバン空港に代わって「森の中の空港、空港の中の森」のコンセプトでKLIAが新しい空の玄関として稼働した。2000年代に入ると、タイのドンムアン空港に代わり、スワンナプーム空港が開港、シンガポールではチャンギ空港に第3ターミナルが建設された▼共通するのは、都心部から遠い半面、旧空港に比べて広く、大きい。一方で個性が失われた。画一的で、英語のアナウンスだけを聞いていると、どこの空港にいるのか、一瞬分からなくなる▼こうした周辺国の空港の近代化をよそにインドネシア・ジャカルタの空港は、以前とほとんど変わらない。ターンテーブルが倍増されたくらいで、入管の長い列、荷物回収場の赤帽の客引き風景も変わらない。独特のスモーキーな匂いもそのまま。ノスタルジー派にはよいが、経済発展という観点からはハンディといえる状況にある。空港だけではない。都心の渋滞も"懐かしい"では済まされないレベルである。


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