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中国の化粧品規制は事業チャンスだ
経済成長の鈍化が伝えられる中国経済。このなかで、高級自動車や高額家電やインテリア商品の販売は北京、上海、広州など大都市圏を中心に、現在も高水準を維持している。広大な国土ゆえの地域差や賃金格差の問題を抱えながらも、個人消費は確実に増加しており、高級ブランド品や高付加価値商品の高い成長が続きそうだ。
こうした高成長市場のなかで、「化粧品はこれからの巨大市場としてとりわけ有望」(在中国日系化学企業)とされている。化粧品市場の公的な統計はないものの、現在でも1300億元(約2・4兆円)程度と推計されている。約1・4兆円の日本の市場規模を大きく上回る。年率20%台の高成長を続けている商品もある。今後の中国ビジネスのキーワードである高い成長、高付加価値にも合致する。この化粧品市場に欧米系や日系企業だけでなく、韓国系やローカルの中国企業が熾烈なシェア争いを繰り広げている。
この化粧品市場の健全な成長を促すことを目的に、中国政府は市場に流通している化粧品を管理・管轄する化粧品登録法の運用を来年1月からスタートさせる。「国産非特殊用途化粧品登録管理弁法」と呼ばれる新法。2013年初頭に設立された新しい行政機関である国家食品薬品監督管理総局薬品化粧品監管司が策定した。中国内で生産、販売される化粧品のなかで政府指定9分野の特殊用途を除き、すべての化粧品が登録対象になるとという。
先ごろ深センで開催された化粧品フォーラムで、広東省の責任者は同法の運用詳細を説明した。各社に早期登録を促すとともに、これまで外国の化粧品市場で発生した健康被害や事故事例を示した。政府は流通化粧品の管理・監督基盤を構築することで、迅速な事故対応を進めることが同法制定の目的の一つと強調した。
これに加えて、ブランド化粧品の模倣品や粗悪品対策という側面もあると、業界内では囁かれている。中国は店頭や通販などで、欧米や日系のブランド品のパッケージや商品名に似せた化粧品が出回っている。この主要成分や添加剤はオリジナルとは異なっているとされるだけに、重篤な化粧品事故を引き起こす可能性も指摘されている。
中国政府は、国内や外資企業に関係なく新法を適用すると強調する。裏を返せば模造、粗悪化粧品の市場淘汰を促進という思惑もうかがえる。このことは新法施行を契機に、高付加価値型で安全性の高い化粧品、高機能原材料の市場が拡大することにつながる。日系企業の中国化粧品関連ビジネスチャンスにつながるのではないか。