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医薬品エンジ市場連載(上) 持続成長を期待
創薬投資堅調 受注増に備え
追い風の後発薬と両にらみで
国内市場では、化学関連設備向け投資の回復がなかなか見通せない状況にあって、医薬品関連設備が数少ない拡大分野だ。医薬品の市場規模の3%前後が設備投資に向けられるとされ、年によって波はあるものの、3000億―4000億円で推移している。医療用医薬品市場は13年に初めて10兆円に到達したとされ、今後も安定的な増加が予想される。
医薬品設備エンジニアリングを手がける各社は、事業環境の好転を感じている。2017年頃に集中する大型医薬品の特許切れを前にして、創薬メーカーは治験設備向け投資を拡大するとの期待があり、後発薬メーカーも政府の後押しを受けて設備投資を継続するみているためだ。
創薬メーカー各社の開発は現状では必ずしも順調とはいえない。しかし大手創薬メーカー各社は米国市場依存度が高く、「米国では特許が切れるとほとんどが後発薬に切り替わり、新薬開発がなければ売り上げは激減する」とエンジニアリング各社はみており、抗がん剤やリューマチ薬などの新薬の治験設備への投資が具体化してくると予測している。
また、厚労省は後発薬のシェアを2011年の39・9%から18年には60%に高める目標を掲げており、その実現には固形剤の生産能力を50%向上させなくてはならないと試算されている。後発薬メーカーは、特許切れの大型医薬品の受け皿を狙った製造能力整備へ動き出すとも見られている。
さらに創薬メーカーは量産設備についてはアウトソーシングを強めるとの見方から、製造受託(CMO)企業の投資も予想される。2020年頃までは、製薬業界全体で堅調な投資が継続する、というのが、医薬品関連エンジニアリング、装置各社の予想だ。
医薬品関連設備建設のトップ企業である大成建設は、13年度も560億円を受注し、2位企業に大きく差をつけた。新薬、後発薬問わず幅広く実績を残し、高薬理活性剤、バイオ系設備など最先端設備でも強みを見せた。「遂行能力を考えると400億円が適正規模」とするが、設備需要の伸びを予測し今後も高水準の受注を継続させたい考えで、エンジニアの増員を進めるなど能力向上を図る。
竹中工務店も昨年末から入札案件が増えたとしており、今年3月には組織改正でエンジニアリング本部の医薬品チームを大幅増員して体制強化を図った。
一方、化学系エンジニアリング各社も医薬関連を強化分野と位置付けている。国内では、石油化学や汎用化学品の設備投資がほとんど期待できない状況にあり、医薬品や医薬品原料となるファイン製品設備に力を入れている。
三菱化学エンジニアリングはバイオ医薬品分野を強化中で、田辺三菱製薬とカナダで共同研究を推進している。また、三菱化学技術研究センター(MCRC)内のバイオ技術研究所に参画し、バイオ変換技術の開発に着手している。
日曹エンジニアリングはライフサイエンスを戦略分野に位置付けており、今期から出荷を開始したミリ化学デバイスシリーズも医薬分野での採用拡大を目指している。
ライオンエンジニアリングは実績ある高精度・高速の錠剤検査装置事業で、安定的に10%シェア確保を目標としている。
(了)
【写真説明】
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