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地方へ経済の好循環が波及したのだろうか?
先週発表された4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比年率で6・8%の低下となった。想定された落ち込みという見方が大勢だが、問題は7-9月期にどこまで持ち直すかだ▼4-6月GDPを押し下げた最大の要因は個人消費。前期比5・0%低下し、寄与率はマイナス3・1%。これは消費増税の影響を受けた1997年4-6月期の3・5%の低下、寄与率マイナス1・9%と比較しても大きい▼消費増税やエネルギー価格上昇が家計を圧迫するなかで、消費に影響を与えるのは所得の動向。政府主導の賃上げ要請を多くの大企業は受け入れたが、雇用の大半は中小企業が占める。その賃上げ動向を経済産業省が調査した。それによると、ボーナスなども含め、今年度何らかの賃上げを行った企業の割合は65%、前年より8ポイント上昇した▼このうちベースアップを行った企業の比率は36%(全回答企業に占める比率は23%)。賃上げの理由は従業員の定着・確保が圧倒的に多く、業績回復の還元が続く。逆に業績の低迷が賃上げを阻んでいる▼経産省は「地方へ経済の好循環が着実に波及」と判断するが、楽観的すぎるのではないか。7月の全国百貨店売上高は4カ月連続で前年比マイナスとなった。8月の全国的な天候不順も気になる。好循環を期待したいのだが・・・。