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2014年06月02日 前へ 前へ次へ 次へ

浮上したプロ野球16球団構想

 安倍政権が今月まとめる成長戦略に、プロ野球の16球団構想が盛り込まれる案が浮上しているとか。自民党の日本経済再生本部が5月に公表した政策提言に記述され、話題を集めている。静岡県、沖縄県、北信越、四国が新球団の本拠地候補▼なるほど、北海道日本ハム、東北楽天などは、新天地にホームを移して新たなファンを開拓した。地域社会に根差した球団経営は、地元経済の活性化にも寄与している。そんな成功事例に続けと、候補の4地域からは誘致の声も高まりそうだ▼この16球団構想は、米大リーグが1960年代以降に球団数を増やして成功したことを念頭に置く。しかし、この50年余で米国の人口は1・8倍に増加した。翻ってわが国は今後、少子高齢化が加速して人口は減少する。その現実をどうみるか▼それ以上に、球団増が選手の質の低下をもたらす懸念もある。たとえ地元チームでも、試合がつまらなければファンは離れる。大リーグも各球団が投手不足に陥り、供給ソースを日本にも求めるようになった経緯がある▼16球団にするメリットは多々あるだろう。セ、パそれぞれ東西4チームのリーグにして...とあれこれ議論するだけでも楽しい。が、リアルタイムの映像で、ダルビッシュや田中や黒田、岩隈らの快投ぶりを観戦するのはもっと楽しい。


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