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2014年01月27日 前へ 前へ次へ 次へ

世界に活躍の場を求めた田中と本田

 田中将大投手のヤンキース入団が決まった。もともとの高評価に制度変更の恩恵も加わり、7年契約の年俸総額は約161億円。投手としては大リーグ歴代5位の高額という。とてつもない金額は、世界一への貢献が義務付けられたことを意味する▼下世話な算盤勘定が喧しいなか「ヤンキースがどんなオファーを提示したかということよりも、このオファーを受けた覚悟と自信に敬意が払われるべきだろう」とはいかにもイチロー選手らしい。コトの重みを知る者に相応しいコメントだ▼イタリアに目を転ずれば、サッカーセリエAきっての名門ACミランのエースナンバーを背負った本田圭佑選手がいる。入団に際し「自信がなければ10番を要求しない」と昂然と語った。ここにも覚悟と自信がある▼鳴り物入りで入団した彼らの立場は助っ人。彼の地のファンは活躍すれば賛辞を惜しまず、期待を裏切れば容赦なく罵声を浴びせる。メディアの論評も同様だ。想像を絶する重圧をはねのけてどこまで高みに登れるか、楽しみがまた増えた▼野球でもサッカーでも、欧米のビッグクラブの資金は潤沢だ。少数の球団に限られるとはいえ日本とはケタが違う。世界最高の舞台で活躍する日本人選手が輩出するのは喜ばしい。その半面、人材流出による国内空洞化も少し気になってくる。


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