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天ぷら蕎麦にみる食料自給率
電車の中吊り広告。天ぷら蕎麦のイラストがあり、その材料の自給率が表示されている。天ぷら、蕎麦は日本を代表する食だが、輸入品なしに成立しないことに改めてがく然とする▼天ぷら蕎麦の素材で、最も自給率(カロリーベース)が高いのは本みりん、次いでかつおだし。両方とも90%を超える。椎茸、かまぼこは5割を超えている。だが主材になると一気に低くなる。そば21%、小麦粉13%、海老5%だ。目を覆いたくなるのが醤油、菜種油。いずれも自給率は実質ゼロ。醤油は原料の大豆をほぼ100%を米国からの輸入に依存、天ぷらをあげる菜種油はカナダから8割輸入されている▼日本の食は一体、どういう状況にあるのか、寒々とした数字が並ぶ。日本の食糧自給率は39%。外国と比べるとさらに危機的な状況が浮かび上がる。韓国48%、スイス49%と5割近い。第2次世界大戦後、日本同様に奇跡的な経済発展を遂げたドイツは84%だ▼ここに至った理由は多様だ。2020年の東京五輪招致決定以降、日本の良さを強調する機会が増えた。確かに、世界に誇れるさまざまな文化や伝統がある。技術やノウハウも一朝一夕では追い付けない優れたものもあろう▼だが、肝心の食が、こういう状態では、何を誇っても虚しさを感じてくるではないか。衆智を集める課題である。