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2013年11月21日 前へ 前へ次へ 次へ

環境と安全をアピールするモーターショー

 東京モーターショーが報道関係者に事前公開された。2年前は東日本大震災に加えて、円高など自動車業界を取り巻く経営環境は厳しく、いまいち盛り上がらなかったが、今回は企業業績の回復も手伝って、プレスがこれほど多いのかと、改めて感じるほどの活況ぶりだ▼ショーのキーワードは環境と安全に集約される。量産化を視野に入れた燃料電池市販車が披露される一方、電気自動車は巻き返しに向けてコンセプト車を出展。既存のガソリン車も燃費改善の技術成果を発表するなど、エコカーは今回も主役である▼環境負荷とともに、自動車の"原罪"ともいえるのが事故。その軽減を目指す安全性の取り組みも各社がアピールする。自動運転技術の実用化も含め、高齢化時代の車で世界に先行してもらいたい▼カーメーカーに比較すると、地味な存在であるタイヤや部品企業も環境・安全を切り口に新技術を提案している。「100%石油外天然資源タイヤ」発売、50年を見据えた「100%サステナブルマテリアルコンセプトタイヤ」の提唱は関心を集めそうだ。ケナフ繊維を使った内装部品など植物由来素材も着実に市場を開拓している▼20世紀は自動車の世紀だった。その後半に存在感を高めたのが日本。蓄積してきた摺り合わせ技術を磨き、さらに日本経済を引っ張ってほしい。


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