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医療・ヘルスケアに展開する電子部品
電子部品業界において医療・ヘルスケア分野への関心が高まっている。高齢化が進む日本で成長が見込まれる分野だけに、新たな事業に位置付けて企業収益への貢献に取り組む。コンシューマー製品とは異なり需要や価格の変動が少なく、安定した成長が期待できる魅力的事業として、注力を表明する電子部品メーカーが多いことも頷ける。参入に当たっては、安全対策などに万全を期して事業拡大に取り組んでもらいたい。
業界団体でも医療・ヘルスケア市場の開拓に向けた動きが活発化している。電子情報技術産業協会(JEITA)では2013年度の重点事業として「電子部品事業の医療・ヘルスケア分野への取り組み」を取り上げた。同協会が昨年末に策定した電子情報産業の世界生産見通しによると、11年の世界のヘルスケア・メディカル需要は32兆円だったが、以後年率5%成長し、20年には49兆円まで拡大すると予測している。、
しかし、医療機器は一般の民生用機器とは違って、人の命を左右するケースも起こることから、搭載される電子部品の取り扱いに慎重な対応が求められる。JEITAが指摘する「性能や操作性より安全性が重要」「安全性と有効性のバランス」「トレーサビリティー」など、医療機器の特性を踏まえた製品供給を重視しなければならないことが課題といえるだろう。
医療機器用電子部品を安定して供給できるためには、医療機器メーカーとの相互啓発活動が必要となる。JEITAの関連団体とも連携し、電子部品企業が医療・ヘルスケア分野に参入するための手引書を作成する考えだという。
医療機器と情報通信技術(ICT)の融合による高度化や効率化の進展、機器の小型化を背景に、電子部品メーカーのビジネスチャンス拡大が見込まれる。JEITAではその供給に関する製造物責任(PL)などの課題を確認しながら、参入に向けた検討を急ぐとしている。
電子部品メーカーが打ち出している新規事業のなかで目立つのが太陽光発電や風力発電などの環境・エネルギー分野および自動車関連だ。続いて期待が膨らんでいるのが産業機器や医療・ヘルスケア分野だろう。
医療・ヘルスケア分野は、電子部品メーカーが構築してきたセンシング技術や流体分析技術、さらには医療情報共有のための無線通信技術などさまざまな技術を有効に活用できる。長寿で健康的な生活を送るためにも、電子部品メーカーの今後の医療・ヘルスケア分野への本格的な取り組みおよび医療機器の性能向上などに貢献することに期待したい。