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世界に衝撃を与えた遺伝子特許無効判決
「人間から分離した遺伝子は自然の産物であり、特許として認めることはできない」先だって米最高裁が全会一致で下した特許無効判決が世界を駆け巡った▼関心を呼んだのは、二つの要因だ。一つは、米女優アンジェリーナ・ジョリーさんがこの遺伝子検査で変異がみつかり、乳房切除手術に踏み切ったこと。もうひとつが、米特許高裁と地裁・最高裁間の長年にわたる「闘い」の結果であったことである▼問題の特許は、米ミリアド社が保有する「BRCA1および2」遺伝子の変異を検出して乳がんや卵巣がんへのかかりやすさを調べる検査法である。ジョリーさんはこの検査で片方の遺伝子に変異が見つかったことから手術に踏み切った。乳がんの場合、米国女性の平均的な発生率は12-13%とされるが、BRCA変異では50-80%へリスクが上がる▼「ミリアド特許」が特許申請されたのは1994年、認定、地裁による「認定せず判決」、特許高裁による特許支持、最高裁による差し戻し、特許高裁での再審理・認定、最高裁での審理という経緯を辿ってきた。(無効を求める)原告の主張は特許のクレームが広く今後の研究を阻害するというものだ▼今回の判決は、「自然に生じたタンパクや分子には特許を認めるのか」という課題も残した。バイオ特許を巡る論争は続く。