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コンピューターにないプロ棋士対局の魅力
現役のプロ棋士と5種類のコンピューターソフトが対戦した将棋電王戦。コンピューターが3勝1敗1分で勝ち越し、将棋界に激震が走った。チェスではコンピューターが世界王者に勝っているが、とうとう将棋界にも来た▼コンピューターは1秒に1億手を読む膨大な演算能力に加え、「疲れない、間違えない、後悔しない」という非人間的な"能力"を有する。そして人間には理解しがたい手を指し、棋士を動揺させる。セオリーにない手は、名棋譜として残されてきたが、コンピューターがその領域に近づいては、プロ棋士の敗北も時間の問題だったのかもしれない▼だが将棋はやはり、人と人の対決が面白い。古くは大山康晴名人に挑んだ山田道夫九段。盤上に覆いかぶさるように考える姿に、名人が一言「暗くしなさんな」。これで動揺したのか、山田はそれまでの優位な戦いから負け戦となる▼阪田三吉と木村義男の名勝負。大山・升田(幸三)時代。不倒と言われた大山を倒した中原誠。その中原に挑んだ米長、大内、加藤(一二三)。そして今、羽生、森内、渡辺(明)。キラ星のごとく輝く逸材は、能力の冴え、勝負の厳しさ、勝敗を分けるアヤなど面白さを見せて余りある▼コンピューターなんぞには決して見せることにできない、人が成す魅力はどこの世界にも厳然とある。