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CPhIにみるグローバル化の進展
今月24日から3日間、「第11回国際医薬品原料・中間体展(CPhI Japan 2013)」(主催・化学工業日報社、UBMジャパンなど)が東京ビッグサイトで開催される。30を超える国・地域から約500の企業・団体が出展し、過去最大規模での開催となる。医薬品製造には、医薬原薬・中間体メーカーの確かな品質管理体制をともなった安定供給が欠かせない条件。出展各社は得意技術を持ち寄り、自社の強みをアピールする。
開催規模は着実に拡大。2005年から「製薬業界受託サービスエキスポ(ICSE Japan)」、08年から「原薬・中間体 機器/装置展(PMEC Japan)」、大阪開催となった11年は「バイオファーマジャパン(BioPh Japan)」、昨年はドラッグデリバリーシステムと包装技術に焦点を当てた「ファーマテックジャパン(Pharmatec Japan)」も併催として加わった。
02年に始まったCPhI Japanの歴史は、グローバル化が進展する製薬産業の歴史そのものといえる。欧米、アジアからの出展は増え、業界関係者も多数来訪するなど、製薬メーカーと原料サプライヤーとの国際的な商談の場として存在感が高まっている。
この間、原薬・中間体受託業務を手掛ける海外メーカーの日本市場参入は増加し、原料の輸入比率も拡大傾向にある。とくに中国、インドがコスト競争力を武器に攻勢を強めるなど海外勢との競合も激化している。
とくに汎用品としてのジェネリック医薬品(後発薬)は原薬・中間体にも低コスト化を要求し、現状でも安価な原料の輸入比率は高い。ジェネリック医薬品の市場拡大は政府の医療費抑制策が背景にあるが、この傾向は欧米各国も同じ状況。ゆえに、日本企業がグローバル競争を繰り広げるうえでも同じ条件が付きつけられることになる。
安価製造を武器にする海外勢に日本企業が勝負するには品質と技術がカギを握るが、収益性が保たれなければ、それを生かすこともできない。そのため市場が拡大するジェネリック医薬品といえども慎重姿勢にならざるを得ない。インドで原薬を現地生産する動きも出ており、国際競争力を高めるうえで注目される。
CPhI Japanで企画されている150超のセミナーでは、今後期待されるバイオ医薬品に関するテーマも多い。この一方で、汎用のジェネリック医薬品も注目が高まっている。日本の医薬原薬・中間体メーカーは、この双方への対応という難しい課題に直面している。