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2013年02月14日 前へ 前へ次へ 次へ

「自動車部品ショールーム」で感じる日本の技術力

 自動車産業のV字回復が注目されている。北米市場が堅調に推移、エコカー補助金期限切れ後の国内販売も健闘して、電子機器産業と明暗を分けた感がある。円安の追い風も受けて今3月期決算の上方修正も相次ぎ、日本経済の4番打者としての面目を施している▼自動車の特徴は、3万ともいわれる部品を使いこなす高度な摺り合わせ型の産業構造。これを支えるのが部品企業だが、最近はボンネットを開く機会も減り、相当のカーマニアでもない限り部品の位置、役わりを正確に理解していないだろう▼どんな部品があり、車はどうして動いているかを知りたい方に勧めたいのが、日本自動車部品工業会が昨年末にリニューアルオープンした「自動車部品ショールーム」(東京都港区高輪)だ。映像で普段は見ることのできない車の構造や部品の機能を分かりやすく説明。このほか車のカットモデル、過去の部品との比較展示によって改善の成果を示している▼気になったのは、日本品と中国製模倣品を並べて展示しているコーナー。並列展示で車の使命である安全を損なう危険を訴える。撲滅キャンペーンは工業会の重点活動に位置付ける▼安倍政権は製造業復活を重点政策に掲げ動き出した。グローバル展開によって新たな問題も起きる。官民連携で解決が迫られる事例も増えている。


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