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信頼高める紫外線防止効果の表示を
これまで日焼け止めなどの化粧品に表示される紫外線A波(UVA)の防止効果は「PA+++」が最高レベルだったが、今年1月からさらに高い「PA++++」が表示できるようになった。これにともない国内化粧品メーカー各社は2月以降相次いで「PA++++」を表示した新製品を市場投入する。化粧品市場の活性化に加え、消費者にとって商品の選択の幅が広がることを期待したい。
日本化粧品工業連合会は以前から、日焼け止めの紫外線防止効果を測定するための試験方法としてSPF測定法基準とUVA防止効果測定法基準を策定し自主基準としてきたが、昨年、国際標準化機構(ISO)により国際規格として発行されたことで、これを業界自主基準とした。従前の自主基準と大きな相違はないが、UVA防止効果はPA++++まで表示可能となった。こうした表示に見合う製品を開発した日本メーカーの技術力を評価したい。
紫外線B波(UVB)の防止効果はSPF50などの数値で表示され、一般にも広く浸透してきたようだが、UVAについては、あまり知られていない。行政、メーカーともにUVA防御の重要性についてより一層の啓蒙活動が必要だ。
地表に到達する紫外線にはUVA(波長400-315ナノメートル)とUVB(同315-280ナノメートル)がある。UVBは長時間の日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができたりする原因となる。一方、UVAはUVBほど肌に急激な変化を与えないものの真皮まで到達しコラーゲンを変性させてしわを起こしたり、シミの原因になったり、皮膚がんの発生につながることがわかってきた。雲や窓ガラスも通り抜けるので、室内だから安心というわけにもいかない。
かつて海水浴場で日焼けコンテストが行われ、日焼けが健康の象徴だった時代があった。しかし今では、学校でも水泳教室やスキー教室の前に日焼け止めを塗ってくることを指導している。紫外線は夏場だけでなく、冬場も降り注いでいるし、スキー場では雪に反射するので、日焼け止めによる防御が重要となっている。
また、UVA防止効果の表示方法は日米欧で異なる。欧州はUVAを円で囲い、米国は「Broad spectrum」という表記になる。米国では日焼け止めはOTCで売られている。白人は皮膚がんの発症比率が高いことを考えれば当然だろう。そうであれば、無理に表示を統一せずとも今のところは地域ごとに適した表示方法でよいだろう。タイも日本と同じ表記方法という。アジア地域に適しているのかもしれない。