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ダウ広報の紀本さんが残したもの
ダウ・ケミカル日本の広報を長く務めた紀本和子さんが、今日21日をもって事実上退社する。外資系広報の主流がPRエージェンシーからの転職組となるなかで、数少ない生え抜きの一人だ▼打てば響くという表現がピタリ。電話での質問にも明解に材料を提供してくれる。数字や固有名詞に正確さを欠く記事に手厳しい批判もいただいた。記者として育ててもらったという思いがある▼今や、業界では少なくなった、記者の立場が分かる広報というのは思い入れが過ぎるだろうか。減点法で動いているように感じる多くの企業広報担当者とは対極に、リスクを取る人でもあった▼日本で事業展開する外資系化学企業の広報は、その活動の重心を本社に置く傾向が強まっている。その結果、記者に本社の都合に合わせることを強いるケースがままある。だが、本来外資系広報はローカルの記者のニーズと本社の方針の間でギリギリの情報提供を行うというのが仕事だと感じて久しい。紀本さんはそうした仕事のできる希少な存在となっているのが、寂しい▼欧米外資はアジアの軸足を中国、そして東南アジアに移しつつある。そうしたなかでローカル色を出し、グローバルな認知を得なければ、日本での広報は中国の広報の一翼を担うだけの存在と化してしまうのは時間の問題かも知れない。