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2012年12月19日 前へ 前へ次へ 次へ

長寿企業の秘訣

 日本は世界一の老舗大国である。帝国データバンクの調査によると、創業100年以上の企業はほぼ2万社。うち200年以上が約900社、300年以上が約400社もあるという▼かつて、「企業にも寿命があり、盛りは30年まで」という"企業年説"が流布した。それを裏付ける事例も積み重なり、的を射た説であることを歴史が証明してきた。"年"の根拠は、商品ライフサイクル、後継者問題、組織硬直化、社員の慢心、競合の登場などさまざまあるだろう▼30年でさえ難しいのに、100年越え、さらにそれ以上の長寿。それを実現させる要因はなんだろう。たとえば西川産業やたか高島屋、伊藤忠商事などにつながる近江商人は「売り手よし、買い手よし、世間よし」という"三方よし"を理念にしていた。これは現在でいうところのWinWinの関係やCSRを大切にすることとほぼ同じだ▼長寿企業が重視していることを漢字一文字で表すと信が圧倒的に多く、"誠"と"継"がそれに続くというから、やはり信用第一ということだろう。そしてもう一つの要は、"変"と"新"だ。時代の変化に柔軟に対応し変革し続けてきたから今がある▼まもなく迎える2013年。住友化学やハウス食品、岩波書店など1425社が100年企業に仲間入りする。


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